泣かないでTHE8… でも本当の大ピンチはジュンの方だった 最下位は番組から退場の潮音战纪 第6話 あらすじ(4)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第6話のあらすじ(4)です。
一足早く仕事が年末モードに入り、すっかりお久しぶりになってしまってすみません。私がサボっている間に、ジュンはしっかり新しいキャリアを切り開き、10月から中国の音楽番組Yo!Bang由你音乐榜样のMCを務めています!(毎週日曜夜21時から)すでに2話まで放送され、潮音战纪のメンバー伍嘉成と一緒にMCを務めていました。第3話にはサムエルも出演予定です。中国語ですが、よかったらチェックしてみてください。
Yo! Bang由你音乐榜样
(Ep.1) http://live.kugou.com/uni/947
(Ep.2) http://live.kugou.com/uni/948
それでは、本題の潮音战纪6話のまとめ最終回に行きたいと思います。
いつものように、以下完全にネタバレですのでご注意ください。
潮音战纪 第6話(4)
伍嘉成と周興哲のパフォーマンス
元々、周興哲のファンだった伍嘉成。この番組を通じて、彼の才能に改めて魅了されたと言います。伍嘉成の思いつきを、そのまますぐに再現してしまう周興哲に伍嘉成はびっくり。「どうやったらトイレから戻ってくるまでに作れるの!?」
伍嘉成:いつ作曲を勉強したの?
周興哲:12歳の時にパソコンを触り始めて、自分で覚えた
(テロップ:天才は99%の努力で出来ている)
驚きで、言葉を失う伍嘉成。
そして、もう一度トイレに向かう伍嘉成。
「戻ってくるまでに、もう一つ何か考えてよ!」
そして本当に、伍嘉成が戻ってくるまでにまた、新しいアイディアが思いついた周興哲。
伍嘉成「もっと頻繁にトイレに行かないと」
伍嘉成「行き詰った時に、僕がトイレに行くと、必ず周興哲のインスピレーションが戻ってきて、なにか新しいものを作っているんです。本当に驚きました。すごいです」
周興哲「今回の "Love is Simple" という曲に、たくさん変更を加えました。バラードをEDMにしたのです。そして、自分たちでもすごいと思うところは、リズムも変更したのに、歌詞はすべてそのままなところです。 "Love is Simple" という曲に2018年の流行りの服を着せたような感じです」
(ビハインド映像)歌の練習をする周興哲と伍嘉成
今回、実はダンスをしたくない周興哲。1話目の時、こっそり同室のJony Jに「ダンスも出来る」と言っていたことがみんなにバレて、彼のダンスはなにかとみんなのネタにされがちでした。伍嘉成にも、ダンスはしたくないと言ったそう。でも伍嘉成は、「僕たちは殻を破ることが必要。僕は初めてEDMに挑戦するから、あなたはダンスに挑戦して」と説得し、周興哲も決心したそうです。
伍嘉成からダンスの猛特訓を受ける周興哲はフラフラです。それでも、練習の手を緩めない伍嘉成。
周興哲「伍嘉成は、細かい腕の動きや動作など、本当にたくさんのことを熱心に教えてくれて、とても感謝しています」
伍嘉成「僕は周興哲のことを観察して、いつも練習をリードしていました。でも彼は、一度ももうできないとか、嫌だと言うことはありませんでした。怒ったり、機嫌が悪くなることもありませんでした。いつもお互いのことを受け入れて、新しいことに挑戦しました。お互いから学ぶこと。これが、彼を指名した理由の一つです」
ダンス練習で疲れ切った周興哲の横で、今度は歌の練習をする伍嘉成。「15回は歌うよ」という伍嘉成に周興哲は「お願いだからもうやめて」と言います。
伍嘉成「彼についてのイメージが少し変わりました。前は、いつもピアノを弾きながら歌っていると思っていたけど、でも実際には、寝ることが大好きでした(笑)あんなに寝るのが好きな人は見たことがありません」
周興哲「伍嘉成は、本当に練習が好きな人なんだと思いました。本当に自信を持って、このステージに臨みたかったようです。本当に細かい部分まで確認しました。彼のプロフェッショナルな姿勢は本当にすごいと思います。そして、この番組が、僕に学んで刺激を受ける機会をくれました。それが、僕がこの番組に参加した目的でした」
(カメラに向かって)
周興哲「僕のダンスは、秘密兵器だから」
伍嘉成「僕は、絶対に今回のステージを勝ち抜きます。僕たち2人が力を合わせればとても強い。ここで、消えるわけにはいきません。クビになるわけにはいきません」
(ビハインド映像)ダンスの練習をする周興哲と伍嘉成
本番前に流れるメッセージ動画に照れくさくて仕方ない2人
(周興哲の動画)
「小伍、君に告白する。もしかしたら、これが僕たちの最後のステージになるかもしれない。そう思うと、すごく嫌な気持ちになる。僕は、ただ話したり、歌ったり、踊ったりするだけで、いつも君から多くのことを学んでいた。(動画を撮っている間も聞こえてくる伍嘉成の練習する歌声)今も、君はこうして練習し続けている。もう感動して泣きそう」
周興哲の泣きマネに大ウケする2人。
「君はいつも熱心で、最高のパフォーマンスを見せたいと思い続けている。もしこれが、本当に最後のパフォーマンスで、最後のバトルなら、僕は60回でも100回でも君と一緒に練習する。そして、本当に最高のステージにしたい。もしこれが、最後のパフォーマンスなら、僕たちのすべてを出し尽くそう」
続いて流れる伍嘉成のメッセージ動画
「Hi、エリック 伍嘉成です。今僕たちは、EDMとバラードを組み合わせた、2人の力を活かせる音楽に取り組んでいる。そしてその出来にすごく満足してる。一緒に作業をするのは、本当に楽しかったです。今思っているのは、あなたからいろいろと学びながら、自分がこの番組に参加する目的を思い出してきました。それは、自分の音楽の方向性を見つけること。初めは全然自信がなかったけれど、あなたと話していくうちに、少しづつ、自分のアーティストとしてのアイデンティティーが分かってきました。そうやって、成長できたと思う。ぼくはまだ、これを続けていきたい。2人が幸せなやり方を続けたい。最後まで一緒に歩いて、最後まで一緒に歌いたい。もしかして、将来、またコラボすることが出来るかもしれない。僕はみんなに、周興哲と伍嘉成の音楽はこういうものだということを見せたい。だから一緒にがんばろう」
2人がパフォーマンスするのは1997年のDavid Tao の "Love is Simple" です。
周興哲と伍嘉成のパフォーマンス
張敬豪「周興哲の歌声は、聞き手に安心感を与える」
ジェイソン「周興哲は、自分の一番得意なアレンジと、歌唱法を選んできたと思います。それは悪いことではありません。ミュージシャンンとしては、自分の強みがどこにあるのか分かっていなければ、それはとても怖いことですから」
サムエル「Ericの声が好きです。どうしてみんなが彼を好きで、彼の音楽を愛しているか分かります。どうして多くの人が彼の音楽を聴くのか、なぜなら、彼の声は空を飛ぶ天使のようだから。彼は天使の矢を放つみたいにみんなを虜にしているんだと思う。本当に彼の声は天使みたいだし、すばらしいです」
(ビハインド映像)周興哲のダンスと伍嘉成の眉毛の動きに盛り上がるメンバーたち
サムエルと周震南のパフォーマンス
最後は、サムエルと周震南です。
2人が選んだのはエミネムの "Till I Collapse" です。
周震南はこの番組が始まる前から、この曲をやりたいと製作陣に訴えていたそう。熱心に説してくる周震南に、サムエルも作詞のことを考え、少し悩みましたが、すぐに同意しました。
サムエル「この番組で、自分のダンスと歌は見せられたけど、誰も僕がラップができるなんて考えていないと思うから、その能力を見せたい」
周震南は、この曲を"みんなは自分のことを変わった奴と思っているかもしれないけど、他人にどう思われようと気にしない。倒れるまで自分がやりたいことをやる"という解釈でアレンジすることにしました。「アンダーグラウンドのラッパーだとか、アイドルだとか、そんな肩書きは単なる看板に過ぎない。自分は先入観に捉われず、周震南の音楽をやる」と言います。そして、サムエルにも何がやりたいのか意見を聞きます。
サムエル「2年前の事を考えていました。僕は本当に小さい頃にこうなりたいという夢を持って、9歳か10歳くらいの時に、文化も生活様式も全然違う国に来て練習を始めました。まだ自分をどうやってコントロールしたら良いかも分からなくて、正直お仕置きされることもありました。それに、その頃はまだ全然歌もダンスも上手くなくて、精一杯やっても自分の理想とはかけ離れていて、あの時は本当に煮詰まっていて、人生で一番辛い時期でした。だから、今回は、自分の本当の気持ちを込めたいと思います。もし今辛くても、倒れるまで諦めないで。それが歌詞に込めた思いです」
サムエルが、遊びで叩いたドラムから素晴らしい演出が思いついて興奮する二人。しかも、今まで曲のアレンジをすべて行ってきた周震南が、突然、今回はサムエルに曲のアレンジを担当して欲しいと告白します。驚きながらも、快く引き受けたサムエルは、振り付けも担当すると言います。
周震南:大丈夫・・・?やること多すぎない?(心配)
サムエル:大丈夫。問題ない。
周震南「前回は僕がすべてを担当して、サムエルの長所を引き出しきれませんでした」
以前から、ミンハオと組んだ時も含めて、自分はいつもパートナーに自分のスタイルに合わせることを強要してしまったのではないか?だから、点数が悪かったのではないか?自分のせいでパートナーは自分自身の魅力を引き出せなかったのではないか?自分はみんなに同じような害を与えてしまうのではないか?と悩み、涙を見せたこともあった周震南。
周震南「だから、今回はサムエルにすべてを託します」
しかし、このマンネラインの2人はとにかく歌もダンスも性格も相性がぴったり。辛くても、いつも楽しそうにふざけ合い、お互いを思い合う様子は、このままデュオとして活動すればいいのにと思うほどです。
(ビハインド映像)仲良く練習するサムエルと周震南
本番前、ここでお互いのために撮影した動画が流れるとは知らない2人がやってきました。突然、自分の撮影した動画が流れて動揺しまくるサムエルは画面を直視できません。「この番組が始まった時、まさかここで新しい友達が作れるとは思わなかった。言葉の分からないこの国に来て、もし君がいなかったら他のメンバーとも話せなかった。すべては君のおかげ。僕たちの音楽スタイルは違うのに、僕に合わせてくれてありがとう。1歳しか違わないけど頼れるお兄さんに感じます。Thank you & I love you」と感謝の気持ちを述べます。極めて無難なメッセージになんでそんなに動揺するの?と不思議そうな周震南。その理由は後半にありました。
サムエル「誕生日プレゼントの代わりにはならないかもだけど、今回が最後かもしれないから、僕の愛嬌をプレゼントします」
サムエルの愛嬌動画
まさかのキスまで!(笑)それでも優しい笑みを浮かべながら動画を見つめる周震南。もはや立っていられないサムエルと対照的です。
サムエル「本当にこの動画削除したいんだけど!!」
動揺しまくったところで、パフォーマンスです。
ミンハオ「2人のパフォーマンスはすごく良かったです。見た目も良かったし、このステージの締めに相応しかったと思います。すごく好きなパフォーマンスでした」
馬伯騫「彼らの曲は、すごく強い態度を出していて、いつもの2人のスタイルとは違った。高層ビル群の中の一番高いところから、2人が世界に向かって叫んでいるような感じ。若い2人のパワーが押し寄せてくる感じ」
周興哲「2人のパフォーマンスを正面から見たら、爆弾みたいだと感じると思う。それに若い2人なりの可愛らしさもあってすごく良かったと思う」
運命の結果発表
ついに結果発表です。
念のために確認ですが、今回の結果は会場のお客さんの投票で決まります。
そして、最下位のチームは番組から卒業となります。
いつにも増して深刻な表情のメンバーたち。
中でも一人きりでイェナンの留守を守るジュンは特に深刻な表情に見えます。
まず第一位は…
サムエルと周震南!
100点中90点を獲得です。
サムエル「僕たちが1位だなんて信じられないです。ありがとうございます。周震南と良いパフォーマンスができて嬉しいですし、この瞬間のために頑張ってきました。力を出し切れたと思うので後悔はありません。本当にありがとうございます」
周震南「僕たちが1位だなんて驚いています。みんなに勝って嬉しいと言うよりも、サムエルと力を合わせて、お互いの魅力が出せたことが嬉しいです。それが本当に嬉しい。お兄さん達も本当にありがとうございます。サムエルと一緒にもっと努力して、これからもっと良い音楽を作っていきます」
スピーチを終えて、嬉しさが込み上げてくる2人。
続いて2位の発表です…
再び溢れる緊張感…
2位は、ミンハオと馬伯騫!!
100点中81点を獲得です。
馬伯騫「まず、すべてのメンバーにお礼を言いたいです。特に徐明浩に。自分が望む結果を得るためには、常に120%の力を注がなければいけないですが、今回ミンハオと一緒にこの曲の準備をしていると、彼が努力をすればそれ以上のものが返ってくると言うことを思い出させてくれました。なので、とても感謝しています」
そして、3位の発表です…
3位は伍嘉成と周興哲!!
100点中80点、2位のミンハオとはわずか1点の差でした。
一安心する2人と対照的に、不安の色が濃くなってきたジュン…
残りはジュンと張敬豪&ジェイソンのチーム。
次に呼ばれなければ、番組からの脱落が決まります。
先にステージの前に進むよう促された張敬豪とジェイソン
張敬豪「緊張していないと思っていたけど、今、名前を呼ばれたらドキッとしました」
ステージの後方で名前を呼ばれるのを待つジュン。
憔悴しきった様子のジュンをミンハオが懸命に励まします。
ミンハオ「絶対大丈夫だから。信じてるから。緊張しないで」
そうしてジュン&イェナンチームの代表として前に出るように促されたジュン
ジュン「緊張していないと言ったら嘘になります…。今、本当にものすごいプレッシャーを感じています。なぜなら、イェナンに言ったことが僕の肩にかかっているからです。僕が脱落するのは構わない。でも、もし僕が落ちれば、それはイェナンも落としてしまうということ。それは耐えられないです。はい…」そう言って深くため息をつくジュン
(テロップ:一人きりですべてのプレッシャーを背負っている)
いよいよ発表の瞬間…
あまりに残酷な状況に直視できないメンバーたち…
思わず拳を握りしめ頭を抱えるミンハオ…
手のひらで顔を覆うジュン…
そして、呼ばれたのは…
文俊輝!!!
喜びとは程遠いジュン
深くため息をつき、震えているのが分かります
今にも倒れそうなジュンを思わず支える張敬豪。
ポイントは100点中70点、5位の張敬豪&ジェイソンとはわずかに1点差の勝利でした。
後ろで見守るミンハオも安堵の大きなため息…
5位の2人を抱きしめて離さないジュン…
ジェイソン「大丈夫、大丈夫だから…息ができないよ…」
思わず目に涙を浮かべる他のメンバーたち…
張敬豪「悪くない結果だと思います。だってジュンはたった一人で戦ったんだから。今日の午後、リハーサルの間も、ジュンは一人でずっと熱心に練習していました。ジェイソンに"ジュンは孤独すぎるんじゃないか?"と聞いた日もありました。他は全員パートナーがいたからです。だからここにジェイソンと立っても、ジュンに対してフェアじゃない感じがしていました。これから、将来また一緒にステージをしたり、もっとたくさんの場所で会う機会があるんじゃないかと今感じています」
目に涙を浮かべながら挨拶を聞くメンバーたち
ジェイソン「実は、このステージに来る前に、やりたかったことや見せたかったことはすべて出来ていました。そして、今、親友とステージをするという夢も叶いました。そうでしょ?一緒にパフォーマンス出来たから、僕は満足です。ありがとうございます。本当にありがとう」
(テロップ:旅はここで終わるけど、後悔はない)
ジェイソンの目にも涙…
深々とお辞儀をする2人
張敬豪「残ったみんな、これからも頑張って。ステージを楽しんでください」
2人の元に集まり、抱き合うメンバーたち
思わず号泣する伍嘉成と周震南
ジェイソン:ちょっとちょっと小伍、どうしたの
伍嘉成:こういうの本当に嫌だ(泣)
ジェイソン:大丈夫 大丈夫
伍嘉成:こういうの本当に嫌だ こういうの本当に嫌いだ…(泣)
去っていく2人を沈痛な面持ちで見送るメンバーたち…
ジェイソン「今夜は2人で一緒に張敬豪の家に帰ります。2人でちょっとゲームをして、ワインを飲んで、おしゃべりして。朝起きたらまた、今までみたいに音楽を作ります」
サムエル「本当に見るのが辛かったです。見たくなかった…本当にああいうのは好きじゃないです…」
周震南「3人がステージの前に立って、照明が回って発表されて… まさかこんなことになるなんて思っていなかった…本当に辛かったです(放心状態)」
伍嘉成「本当にこういうの嫌いです。あのお兄さんたちは本当に良い人たちだから…。いつも冗談を言って、和ませてくれました。彼らには簡単なことじゃないと思うのに。そして、彼らが居なくなったら、喪失感がすごいです」
周興哲「2人が行ってしまって、すごく切ない気持ちだし、あまりに突然すぎました。ジェイソンに、あなたはとても親切でユーモアの溢れるお兄さんでしたと言いたい。あなたは音楽でもっと伝えるべきことがあるし、切り開いていくことが出来る人だと言いたいです。僕たちのコラボレーションは今日で終わりではなくて、将来必ずまた共演すると思います。また会えるのを楽しみにしています」
ジュンの結果発表の瞬間からお別れまで
というわけで、長くなりましたが6話がこれで完結です。
本当に肝心なところで長く途切れてすみません。
無事にジュンもミンハオも生き残りましたが、あまりに残酷な結末にこちらもしばし放心状態でした。この数年、いや10年単位で、こんなに感情移入した番組があったかなと考えてしまいました。頑張ったね、ジュン、本当に。そして、思わず最後の伍嘉成の涙にも心を奪われてしまいました。
そんな伍嘉成が気になる方のために、おまけ動画。
まさかの自宅公開です。
伍嘉成もネコ派
第6話 フル動画
次回は、男子たちに喝を入れてくれるような、元気な女性ゲストたちが登場です!
第7話予告
潮音战纪 第7話のあらすじ(1)へ続く
泣かないでTHE8… でも本当の大ピンチはジュンの方だった 最下位は番組から退場の潮音战纪 第6話 あらすじ(3)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第6話のあらすじ(3)です。
ついに先週(9/13)、本編の放送が、ドラマチックな最終回を迎えました。最後まで、まとめが追いつかなくてすみません🙇
まとめは最後まで続けようと思うので、時々、見に来てくださったら嬉しいです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、最終回は生放送。ジュンとTHE8は、埼玉のコンサートが終わった翌日にはもう北京に飛んでいました。
そして、最終回にはスペシャルゲストが登場したのですが、それがなんと!!元EXOのメンバー、TAO でした。ちょっと大人になっていて、半端なく格好よかったです。スペシャルライブの動画だけ、先に貼っておきます。
パフォーマンスしたのは "Hater" です。
TAOのスペシャルライブ&トーク
ライブの直後、
MC:このメンバーの中で一緒にやりたい人を一人選ぶとしたら誰?
タオ:全部自分で出来るからパートナーは要らない
MC:だめ、絶対一人選んで
タオ:女
メンバー達もア然としていましたが、大盛り上がりのシーンでした。
そしてサムエルは、9/15、16がファーストコンサートの予定でした。
潮音戦紀と並行してコンサートの準備なんて大変だろうなと思っていたら、8月下旬の段階でキャンセル(延期)になっていたんですね。理由は、潮音とドラマもあり、サムエルの体力と準備の問題だそう。コンサートは潮音とドラマよりも先に決まっていたスケジュールなのに、キャンセルせざるを得なかったというのは、出演者的にも想像以上にガチな番組だったということでしょうか。代替スケジュールは、今年末か来年早々の予定だそうです。この番組でサムエルのファンになった人も多いでしょうから、たくさん来てくれるといいですね。周震南が、ゲスト出演するとかないのかな?
それでは、前置きが長くなりましたが、本題に戻ります。
潮音战纪 第6話(3)
前回は、ジュンに苦しい胸の内を告白したイェナンが、離脱したところまででした。
一人で戦うジュンと支え続けるミンハオ
イェナンが去った練習室で、1人激しいプレッシャーと戦うジュン。
(テロップ:彼の心は不安に襲われていた)
ジュン「僕は、ずっと一人ぼっちでした。イェナンには "君が戻ってくるまでは、僕がなんとかするから心配しないで" と言いましたが、それは、確約できない約束でした。僕は、檻に閉じ込められたみたいに感じました。本当に、檻の中みたいでした」
ジュン「一人で練習室に戻ってくると、急に出口がどこにも無いように感じて、とにかく歌うしかなかった。一人で歌い続けて、声が出なくなったら、携帯をいじって、それもやることがなくなったら、無理やり寝ました」
(ビハインド映像)一人ぼっちで練習するジュン(1)
(ビハインド映像)一人ぼっちで練習するジュン(2)
自分の練習の合間を縫って、ミンハオが様子を見に来ます。
(テロップ:兄が心配で仕方ない)
ジュンのために熱心に、でも優しくアドバイスを送ります。
ミンハオ:ステージに上がったら緊張するでしょ。またプレッシャーに負けるかもしれない
ジュン:今回は大丈夫
ミンハオ:わかった。頑張ってね
ジュン「あの時、僕は自分を見失っていて、だた何回も同じことを、おかしくなるまで、ひたすら繰り返していました。自分自身に耐えているみたいな感覚でした。本当におかしくなるまで繰り返しました」
リハーサルの間にも、歌い続けるジュン
(テロップ:適切な歌い方が見つからない)
ジュン:本当に神経質になってる(苦笑)本当に緊張する。どうしてか分からないけど、すごく緊張してる
ジュン「あの時は、本当におかしくなっていました。多分、僕が一番多くリハーサルをしたと思います。毎回、おかしくなったみたいに歌いました。本当に、プレッシャーがすごくて…。あの時は、プレッシャーのピークでした」
控え室でも歌い続けるジュン
隣の部屋のメンバー達にも聞こえるほど。
サムエル:今の誰?
周震南:ジュン
ひたすら歌い続けるジュンの声にメンバー達も驚きます。
周震南は「昨日の夜も、2、30回歌っていました。このまま歌い続けるのは危ないです。すでに少し声が変わってきたと思います」と、ジュンの喉を心配します。
本番直前の最終リハーサル
ジュンの様子を見守るミンハオ。
しかし、無理やり声を出すジュンの姿に、堪らず飛び出していきます。
駆けつけたミンハオは、そんなに緊張しないでと、わざと明るくジュンを励まします。
ミンハオ:力みすぎないで、力を抜いて、そして緊張しないで。それから、最後のところはもっとリラックスして歌った方がいい。まだ力が入ってるから、本当に力を抜いてね
ジュン:もっと?
ミンハオ「良いパフォーマンスにしたい一心で練習を続けたので、今、彼の喉の状態はよくないです。どうしても上手く歌いたい、問題を乗り越えたいという気持ちがそうさせてしまいました。彼は今、不安で一杯なんです。自信も無くしています」
ミンハオ:とにかく喉をケアして。本当に喉が心配だから
ジュン:新しい歌い方を見つけたんだよ(おどけてみせる)
ミンハオ:喉は大丈夫なんだね?
ジュン:大丈夫
ミンハオのアドバイスを受け、ついに良い感じを掴んだジュン
ミンハオ:いい感じに力が抜けた!
見守るミンハオも一安心
ミンハオ:前は力が入りすぎてたけど、今は力が抜けていい感じ
スタッフ:動きやすようにマイクは1本にしよう
ジュン:いえ、2本の方がいいです。前回のステージはこの状態だったでしょ?
ジュン「第2コーラスを歌っている時、僕は一人きりです。でも僕は、マイクを2本置きました。前回イェナンと "Last Blossom" をやった時と同じにしたかったんです。今は一人ぼっちですが、でも、彼が戻ってくるのを待っているから。もし、彼のマイクを外してしまったら、悲しすぎる」
(テロップ:彼のパートナーはいないけど、彼の居場所を残したい)
パートナーへのメッセージ動画が流れる間も、ジュンは一人ぼっち。所在無く歩き回ります。
(ジュンの動画)
「だから、今回のパフォーマンスは、パートナーは僕だけ。一人きりです。でも、自分に言いたいです。1人でもできると。どうしてもこのステージを突破したい。クビになりたくない。そして、君が戻ってくるのを待っている。君が戻って来るのを待っているから、一緒にこれからのステージを完成させよう」
ジュンのメッサージに感動するミンハオ
他のメンバーも声援を送ります。
ジュンがパフォーマンスするのは "夜太黒" です。
ジュンのパフォーマンス
周興哲「よかった よかった よかった」
馬伯騫「ジュンはすごく成長したステージを見せました。彼は、2人組に与えられた課題を、1人きりでやりきったのです。本当に、本当に本当に立派だったと思います」
伍嘉成「今日のジュンは、想像以上によかったです。本当に上手く自分自身をコントロールしていました。
よかったよと言って、パフォーマンスが終わったジュンを出迎えるミンハオ
馬伯騫:どうだった?
ジュン:基本に忠実にできたと思う
ミンハオ:本当にすごくよかったよ。最後のところは、本当に力が抜けててすごくよかった
このパフォーマンスが放送された後、潮音戦紀のヴォーカルの先生がweiboにコメントをあげていました。
"リハーサルの時、私はほとんど何も言いませんでした。なぜならジュンはすでに大変なプレッシャーに押し潰されそうになっていたからです。あの時、なぜジュンがイェナンのマイクを使って歌ったかって?元々あのパートは、イェナンがアドリブで歌うように作られた部分でした。今回の緊急事態になった時、ジュンは私に、このパートだけは上手く歌える自信がないと言い続けていました。2人の声域はまったく違うからです。本当に大変な努力をしました。そしてついに、ジュンは1人きりで2人のためのステージをやり遂げたのです。頑張ったね"
ジュンのお母さんもweiboからメッセージを送っていました。
"強い子。あなたのことを誇りに思う"
ミンハオと馬伯騫のパフォーマンス
時間は少し戻り、練習室で一人ぼっちで音源の確認をするミンハオ。
一人ぼっちでまったく作業が進まないところに、救世主のヴォーカルの先生が現れます。
ミンハオ:先生、僕はどうしたらいいんでしょうか 本当に困っているんです
しかし、先生に協力してもらうと、あっという間に曲と方向性が決まりました。
ミンハオ:先生、僕の1回戦のステージはどう思いましたか?
先生:あれは「俺が徐明浩だ!」と言っているように感じた。そして…、あとどう思ったと思う?
ミンハオ:なんですか?(笑)
先生:すごく冷静な人なんだろうなと思った。"Clap" という曲自体もクールだったから
ミンハオ:そうです。あれが僕なんです
先生:今回のステージではどんな部分を見せたいの?
ミンハオ:音楽です。そう、今僕の中でいくつか考えが浮かんでいます
(テロップ:久々に見せる笑顔)
先生:今、目つきが変わったよ(笑)最初、入ってきた時の目つきはこんな感じだったけど、今、アイディアが浮かんだ瞬間から全然違うよ
カメラ目線でふざけるミンハオ
ミンハオ:この曲、すごくいいんです。本当に新しい
先生:さっきのあの状態でアイディアが浮かんだなんて信じられない
興奮が抑えきれないミンハオ
ミンハオ:今まで、自分がこんな風に音楽をプロデュースするなんて、考えたことがなかったんです。多分、これが今回学ぶべきことなんだと思います
先生:その通り!!
ミンハオ:今は、音楽について、列車がきれいに並んでいる感じ。自分でも驚いています(嬉)
先生:急成長だね
ミンハオ「少し前は本当に失望していました。でも、先生と話して、先生に助けてもらったから曲を決められたんだと思います。光が見えて、自信が出てきて、やる気も出てきました」
一人で歌の練習をするミンハオ
ミンハオ「僕が選んだのは1997年の、張震嶽の "秘密" です。すごくシンプルで、スローで聞いていて心地よい曲です。それをハウスにアレンジしようと思いました。電子的な要素も加えて、そこまで出来た時点で、それを馬伯騫に送りました。僕たちは常に連絡を取り合って、色々と意見を言い合いました」
馬伯騫:前に話したステージだったら、音楽のスタイルというのは必要なくて、パフォーマンスそれ自体がそんな感じになると思う
ミンハオ:君はラッパーだから、ラップは全て任せるよ。僕は踊る
初めて実際に顔を合わせ、一緒に練習する2人
お互いをリスペクトし合い、とてもスムーズに作業が進みます。
ミンハオ「彼の意見すべてがすごく良いと思えたし、僕が何を言っても、彼もすごくいいと言ってくれました。僕たちは2人共、より良い音楽を作るという意識が一致していて、全く問題は起こらなかったです」
馬伯騫「ミンハオは、ステージのデザインから、編曲からアレンジから、全てのことにすごく自分の意見があって、自信もありました。僕もそれがすごく良かったです」
(ビハインド映像)"秘密"の練習をするミンハオと馬伯騫(1)
先生も含めて3人で練習中の2人
情熱的に自分の意見を伝え、実演して見せる馬伯騫
ミンハオ:それすごくいいよ!こんなこと全然思いつかなかった。今の曲は、全部僕の意見で、今の僕の全てを注ぎ込んで、もうこれが僕の限界という状態だったから。今の僕の能力で出来る事のすべてを限界まで詰め込んだ状態
先生:そして今は、そこに馬伯騫の力も加わったのね
ミンハオ:そうです。今、彼からそういう方法もあるのかと学びました
馬伯騫:やりたいこと全部やればいいんだよ!!それがすべて!
時には、お行儀の良いミンハオの態度が、からかわれたりもして、とても和やかな雰囲気のチームです。
リハーサルでは、カメラの動きまで考慮に入れ、お互いの細かい動きまで確認していきます。
ミンハオ「2人の力が合わされば、本当に素晴らしいステージが出来ると思います。僕のスタイルと彼のスタイルが合わさって、2人のスタイルが完成します」
馬伯騫「もしも、"自分が何をしたいか" が "何をするべきか" の上にあれば、常に得られるものがあると思います。もし、自分が100%しか与えていなければ、自分に返ってくるものは70%か80%くらいでしょう。でも、もし自分が120%与えていれば、90%か100%が返ってくると思います」
夕食をとりながらアイドルについて話す2人。
ミンハオは、最近は素晴らしいアイドルが増えてきて、アイドルは顔だけじゃないということが広まってきたと思うと言います。馬伯騫は、人は誰でも自分のやり方を持っているはずなのに、アイドルは普通のアーティストや歌手よりも、その点でずっと苦労しているんじゃないかと言います。
ミンハオ:カッコ良い顔も武器ではあるんだけどね
馬伯騫:もちろん。君が言っていることはすべて、強みと制作のことに繋がるでしょ?もしも、世間の偏見を打ち破りたかったら、自分の能力を発揮して、実力を見せつけるしかない
馬伯騫「彼とのコラボを通じて、自分がどれだけ努力したかが、どれだけ自分に返ってくるかを決めるということを思い出しました。今回、この曲には本当に力を注いだので、それも同じことだと思います」
ミンハオ「今回、宫阁兄さんが去ってしまったのは、僕の歌って踊るスタイルが合わなかったのかもしれない。でも、もしかして僕の能力が足りないと思ったのかもしれない。もし、後者の理由なら、もっともっと僕の才能と能力を示したいと思う。僕は、彼らが思うほど能力的に劣っているとは思わないから」
(ビハインド映像)"秘密"の練習をするミンハオと馬伯騫(2)
本番前に流れる、ミンハオからのメッセージ動画
(ミンハオの動画)
「まず一番最初に言いたいことは、本当に本当に本当に来てくれてありがとうということです。あなたが来てくれる前、僕がどれだけひどい状態だったか分からないでしょう?本当に孤独で、戸惑って、自分の能力まで疑い始めていました。そんな時に、あなたが現れた。最悪な状況に差した、一筋の光のようでした。心から、あなたに出会えて幸運だと思っています。僕は、本当に、アイドルにも才能があるということ、アイドルとアーティストに違いはないということを広めたい。最後まで2人で協力して、1位を獲りましょう。精一杯努力するし、あなたもそうだと思う。頑張りましょう!」
ミンハオと馬伯騫のパフォーマンス
ミンハオが潮音戦紀で一番気に入っているのは、この "秘密" のパフォーマンスだそうです。
伍嘉成 「ミンハオと馬伯騫のパフォーマンスは、すごくよかったです。今までの潮音のステージの中で一番好きでした。照明、パフォーマンス、そして2人のオーラがすべてハイクラスで、本当に好きでした」
サムエル「馬伯騫のラップを聞いて、ちょっとショックを受けました。古い感じじゃなくて、すごく新鮮で新しかった。馬伯騫はすごく才能とセンスがある人だと思いました。僕はちょっとナーバスになりました」
ミンハオ:すべて出し切った
馬伯騫:そうだね。僕もそう
ミンハオ:本当に楽しかった
馬伯騫:そして、すべてが水が流れるみたいにスムーズだった。君は事前に、本当にたくさんのことを考えていたけど、本当に全てが水の流れみたいだった
ミンハオ:あと最後の "秘密〜 I'm not telling you secret~" のところは、本当にお客さんにそう言ってるみたいだった
馬伯騫:本当に。 (カメラに向かって)"No no, 秘密だから。 ごめんね"
ミンハオ(笑)
(ビハインド映像)ラーメンを注文した後に、ミンハオからラーメンは身体に悪いと言われ、ちょっと拗ねているジュン
(ビハインド映像)目を開けたまま眠るジュンに驚く馬伯騫
(ビハインド映像) カエルの名前の由来を、信じてもらえないから検索して証明しようとするジュン
ミンハオ:ジュンは分からないことがあるとすぐ検索する。いつも検索してる
ジュン:馬伯騫と周震南のことも検索した
周震南:昨日は、獏を検索したんでしょ?
(馬伯騫の衣装がマレー獏の子供にそっくりだから)
泣かないでTHE8… でも本当の大ピンチはジュンの方だった 最下位は番組から退場の潮音战纪 第6話 あらすじ(2)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第6話のあらすじ(2)です。
潮音战纪 第6話のあらすじ(1)はこちら
潮音战纪とは?
潮音战纪 第6話(2)
4回戦開始
なんと4回戦は、初めての全員でのステージから。曲はジャスティン・ティンバーレイクの "Can't Stop the Feeling" です。
この回を見に行けた人たち、ラッキーですね。
全員のパフォーマンス
サムエルとミンハオが2人で踊る姿に(涙)
今回ばかりは、みんなが楽しそうに踊れば踊るほど、あー、この中から誰かいなくなっちゃうんだと複雑な気持ちになります。
念のため、ルールの確認ですが、
今回の順位は、会場の100名のサウンドパネリストの投票で決まります。
最下位のチームは、番組から卒業になります。
ジェイソンと張敬豪のパフォーマンス
1組目はジェイソンと張敬豪。
パフォーマンスするのはBeyondの "Loving You" です。
この曲は、Beyondのキャリアが始まった頃に、好きだった女性のことを歌った歌だそう。
練習室で、歌の背景について考える2人。張敬豪は、この歌には少し後悔の気持ちを感じると言います。この女性との関係が始まった頃、彼女にはどれだけ大切に思っているか伝えずに、気持ちは夢を追いかける方にあったのではないかと考察します。ジェイソンも、仕事の比重が大きくなるにつれて、彼女との距離は開いてしまったのだと思うと。
さらにジェイソンと張敬豪は、遠くから彼女の幸せを祈っているという歌詞の内容に、愛か夢、どちらかしか選べない自分たちの状況とBeyondの気持ちを重ね合わせます。
張敬豪「この曲が、甘い言葉が並んだ歌じゃないのは、彼の率直な気持ちを表したからだと思う」
ステージ衣装はスーツ。自分たちの状況とこの歌の意味を重ね、結婚式の新郎という意味を込めたそうです。
ジェイソン「この番組のプロデューサーが、新しいパートナーを選ぶチャンスをくれて、本当に感謝しています。僕の心は張敬豪に決まっていました」
ジェイソン:きみが来るまで、僕がどれぐらい孤独だったか分かる?帰りたくてしょうがなかった。サマーキャンプみたいだった
張敬豪:サマーキャンプ?
若くして北京に来て、ここまでやってきた2人。その道のりは、楽しいことばかりではなく、たくさんの苦労も乗り越えてきました。特にジェイソンの倍以上長く、青春のほとんどを北京で過ごした張敬豪は尚更です。
パフォーマンスの前に突然流れる、メッセージビデオ。
これはミッションカードの指示で、パートナーのために事前に自分で撮ったもの。
しかし、メンバーはみんな、このタイミングで流れるとは知りません。
ジェイソン:え!!なんでこれが今流れるの!!!!
突然の事態に慌てふためくジェイソン。彼は、もし敗退が決まったら、その時にこっそり相手に渡される映像だと思っていたそう。
(ジェイソンの動画)
「いつも思っているんだけど、君は本当に、僕の親友。そして北京でできた初めての友達。そう思うと、僕たちはもう知り合って10年。あんまりそのことについて話したことなかったよね。お互いに助け合ってきたね。こんなに長い間、辛いことにも耐えてこられたのは君がいたから。昔、人に "アイドルってなに?" と聞かれたとき、僕は、アイドルは、みんなを希望に連れて行く乗り物みたいなものと答えた。能力というか。それは、君が人々を希望に導いているのと同じ」
ジェイソン:君は僕のアイドルだよ
涙ぐむ張敬豪は、ジェイソンを直視できません。
「なんでこんな時にこういうのを流すんだよ」と言いながら後ろを向いてしまった張敬豪。優しく涙を拭いてあげるジェイソン。
張敬豪は、ジェイソンの言葉を聞いて、今までの様々な出来事を思い出したと言います。「自分はジェイソンが言ってくれるほど強くはなくて、問題が起きて、落ち込んだこともある。でも、そんな時に彼は、自分を引っ張って、一緒に走ってくれた。申し訳なく思っている」と涙を見せます。
(張敬豪の動画)
「もう何年も一緒にいるけど、楽な毎日ではなかった。今、僕たちは、パフォーマンスをするごとに、終わりに近づいて行っているんだと思う。でも、そんな風にはしたくない。幸せな最後が必ずあるはず。僕たちは青春のすべてを音楽に費やしてきんだから」
張敬豪のメッセージに、ジェイソンも前が向けなくなります。
(張敬豪の動画)
「だから、今回は… もう一勝負しようか。一緒に先へ進もう」
今回は、パフォーマンス前に流される、各メンバーの子供時代の写真も要チェックです。
ジェイソンと張敬豪のパフォーマンス
ジェイソン…、この人のステージに立った時のカリスマ性は本当にすごいと、毎回思います。
周興哲「ジェイソンは今までの僕のパートナーですが、今回、彼の10年来の本当の友達とパフォーマンスするのを見て、本当の友情とケミストリーを感じました」
馬伯騫「彼らのケミストリーは、本物の関係から生まれたもの。彼らは古くからの友人で、他のどのチームよりも深い絆を感じた」
伍嘉成「彼らはダンスもして、ラップもして、特に彼らが書いた歌詞が素晴らしかった。彼らの黒と赤で決めたファッションも好きでした。とても紳士的で、とても洗練されていました。少しセクシーさもあって、それも好きでした」
イェナンの涙 ジュンの本気
文俊輝コールで盛り上がる会場
本来ならイェナンに向けられるはずの、ジュンのメッセージ動画から始まりました。
(ジュンの動画)
「僕のパートナーのイェナンは、特別な事情があって、今日のパフォーマンスに参加できなくなりました」
突然の発表に、静まり返る会場
公演2日前
練習室の2人
すでに重すぎる空気
今日は特に美しく見えるジュン
イェナンが静かに口を開きます
イェナン:言わないといけないことがある…
ジュン:なに…?
イェナン:これを言ったら、きみは僕のことを責めたり、無責任と思うかもしれないけど、それならそれでいいから…
首を横に振るジュン
イェナン:実は今回…
苦しさと混乱で、言葉が出てこないイェナン
イェナン:もう無理かもしれない…
心配と戸惑いが混ざったジュンの目
イェナン:ずっとなんて言おうかと思っていたけど、今回、君のことをもっと深く知れたから、まず僕の決めたことを君に話そうと思う
ゆっくりと言葉を選びながら話すイェナン
イェナン:本当にたくさん考えた。でも、この番組が問題ってわけじゃないんだ
イェナンの手を握るジュン
イェナン:個人的な問題と個人的な状況…。だから…もう収録には参加しない
思わず目が泳ぐジュン
もしイェナンが居なくなれば、他のチームはペアで戦うのに、ジュンだけはソロで戦わなければいけなくなります。
しかも、負けたら番組をクビになるという深刻な状況です。
それでもすぐに力強くイェナンを抱きしめ、ジュンは言います。
ジュン:自分を責めないで。君が悪いんじゃない。君の状況は知ってるから。大丈夫、大丈夫。君のせいじゃないよ…
(テロップ:パートナーはどんなことでも理解し合い、受けとめます)
イェナン:これをどう言ったらいいのか… 実は、今回の収録だけじゃなくて…
イェナン:僕にはすべてが欠けていると思うんだ。もうこの番組を、続けられないと思う…
涙を拭うイェナン
ジュン:僕がプレッシャーを掛けすぎちゃったのかな…
イェナン:ただ、僕に能力が無いだけ…みんなに迷惑をかけてしまうのが怖い…
(テロップ:内心はベストを尽くしたい。でも彼の心配は、自分の能力不足で、パートナーに迷惑をかけてしまうこと)
そっとイェナンの頭を撫でるジュン
ジュン:君はずっとすごく良くやってきたんだよ。いつみんなに迷惑をかけたの?だから、そんな風に考えないで。迷惑ってなに?もしも不満があったら、最初から君のことを選んでないよ。そうでしょ?
イェナン:でも…(涙)
ジュン:例えば、今週だけ休んでみるのはどう?僕の個人的な案だけど。少し離れて、余裕を持ってみたらいい。完全に退路を断つんじゃなくて。もしも僕たちがクビにならなければ、来週、もしきみが戻って来たければ、戻って来られる。僕はそう思う
涙を拭き続けるイェナン
ジュン:君の気持ちは本当によく分かる…
思わず頭を抱えるジュン
(テロップ:彼の苦しみが分かりすぎて耐えられない)
ジュン: 僕もステージの上では自信がないタイプだから…。でも、君と一緒に…
思わず声が震えるジュン
ジュン:4回戦を突破したかった…(心からの声)
イェナン:初めて中国に帰ってきて、初めて参加した番組だったんだ…
ジュン:いろいろな考え方があると思うけど、僕が思うのは、チームというものは、もし僕たちが同じチームなら、自分のパートだけをちゃんとやればいいっていうことではない。それよりもっと大切なのは、お互いに助け合うこと。だから、君の気持ちの負担を一緒に引き受けることも、その一部だと思ってる。だから、お願いだからそんな風に思わないで…
深く息をつくジュン
ジュン:どうしたら君の気持ちを軽くしてあげられるのかな…
イェナン:ジュンの言ってくれることはよく分かる…。でも…、今は自分の思考をコントロールできないんだ…
イェナンの両手を取って、まっすぐにイェナンの目を見つめるジュン
ジュン:わかった。じゃあ、今決めるのはやめよう
(テロップ:心から、気持ちの負担を引き受けてあげたい)
ジュン:番組のことは心配しないで。僕がなんとかする。番組よりも、君の方が大切だから。でも、チームには君と僕がいて、他の事情もある。だから、本当に…まだ決めるのは止めておこうよ。だから、君は、自分が安定できる場所を探しておいで。ミンハオみたいに。ミンハオも心の落ち着く場所を、読書することで見つけたんだよ。イェナンも、心のバランスを取る方法を見つける必要があると思う。その方法を見つけたら、しばらくそれを試してみて、その後戻ってきて、その方法でストレスが減らせたかどうかみてみたらいい
イェナン:でも、みんなは待っていてくれないと思う…
ジュン:伍嘉成も、君のことを本当に心配してるんだよ。君の状態が不安定そうだったから。全員が君を待つ価値があると思っているよ。みんな、本当に君と友達になりたいと思っているんだよ。考えてみて、伍嘉成と知り合ってどの位か。それでも彼は、ずっと君のことを心配してる。心配しないで。僕が一人で何とかする。今までのステージで、もうやりたいことは全部やった。だから、お願いだから、自分が僕に迷惑をかけているとか、そういうことは思わないで
(テロップ:君のために僕はここに居る)
初めてうなずくイェナン
ジュン:秀珠先生も、君はなにをやらせても上手いって、ずっと褒めていたんだよ。本当だよ
(テロップ:完璧な人はどこにもいない。自分の輝きを忘れないで)
ジュン:だから、お願いだから… 君は本当に本当に素晴らしい。君は信じられないくらいよくやってる。もし、僕が君と一緒にステージをやりたくないんだったら、サムエルが僕を選んだ時に…、どうして僕はサムエルに、"僕はまだイェナンとやりたい"って言ったの?僕はこの番組に、様々な人たちとコラボするために来た。でも、君をもう一度僕のパートナーに選んだのは、後悔したくないからだよ。僕は君と一緒に、もっと良いステージを作りたい
ジュン:言いたいことがあったら、すべて吐き出して。言ったら誰かの迷惑になるかもなんて考えないで。君の言葉を聞いても、僕たちは絶対に迷惑だなんて思わない。君が、本当に僕たちに負担を掛けたくないのなら、僕たちに全部話して。もし、僕たちが君の状況を知らなかったら、その方が困ってしまう
(テロップ:勇気を持って吐き出すことが、自分を愛すための第一歩)
ジュン:深呼吸して
去っていくイェナンをそっと送り出すジュン
(テロップ:彼の心は孤独で一杯)
全力でイェナンを励ます、本気のジュン
ジュンを愛さずにいられません…。
こんなに思いやりがあって、こんなに強い人だったなんて。
しつこいようですが、もしイェナンが居なくなれば、他のチームは2人で戦うのに、ジュンだけソロで戦わなければなりません。しかも、番組への残留が掛かった責任重大な舞台です。
それを、1回戦では震えながら歌い、韓国でのコンサートでは、中国での収録を思い出して、心細かったと泣きそうになっていたジュンが、一人で引き受けることになるのです。しかも、カムバの活動真っ最中…。
それにも関わらず、自分がどんなに辛くなるかも顧みず、全力でイェナンのことだけを考え、イェナンを励まし続けるジュン…。
憔悴しきったイェナンを優しく抱きしめ、手を取って真剣に目を覗き込みながら話すジュンの姿に、きっとジュンが辛いときにはお母さんがそうしてくれたんだろうなと思いました。
イェナンの心の負担を、自分も分担したいと言っていたジュン。以前、ミンハオとじゃれ合いながら、「良いものは分け合わなくちゃ」と言っていたこともありました。それもお母さんの教えなのかな?幼稚園とかで言われていたのかもしれません。
(ビハインド映像)スタッフがくれた携帯を(冗談で)独り占めしようとするミンハオに、「良いものは分け合わなくちゃいけないんだよ」と言うジュン
前半はセールスマンごっこです。
ミンハオは、今までの携帯はお母さんにあげるそうです。
それにしても、イェナン、あなたは自分の姿をモニタリングしたことないの…?
あんなに歌も上手くて、王子様のような完璧なルックスなのに、それでも自信がないだなんて…。
イェナンは、以前ミンハオに、どうやって友達を作ったらいいか分からないと相談していたことがありました。イェナンもジュンとミンハオのように、グループから誰か一緒に参加していたらもう少し違ったのかな…
(ビハインド映像)ミンハオに友達を作るのが苦手と相談するイェナン
イェナン、もし自分のことが信じられないのなら、友達を信じてみて…
最後に、これは以前に一度紹介した、メンバー達で第1話をレビューするというビハインド映像です。この時、なんでイェナン居ないんだろうと思っていましたが、気づいてしまいました。これ、たぶんジュンとイェナンが今回紹介した会話をした直後なんだと思います。なぜなら、ジュンの水色の服があの時のものと同じ。マニアックですみません。
(ビハインド映像)みんなで第1話をレビュー
泣かないでTHE8… でも本当の大ピンチはジュンの方だった 最下位は番組から退場の潮音战纪 第6話 あらすじ(1)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第6話のあらすじ(1)です。
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潮音战纪とは?
今回は、良くも悪くもジュンの回。いつも明るく天真爛漫なジュンが、信じられないくらい憔悴しきった姿を見せます。あらすじをまとめるのにも、一番気合いが要る回です。それでも、苦しみながらやり抜く、強くて優しいジュンの姿を、見届けてあげてください。
潮音战纪 第6話(1)
全チームが3回戦のステージを終え、次回の組み合わせも決定。終了しようとした瞬間、Jony Jが突然、進行を止め、降板宣言したところまでが前回でした。
Jony Jの降板宣言
突然、番組の進行を止め、マイクを手にしたJony J。これまで指名してくれたすべてのメンバーに感謝の意を伝えます。
そして、言います。
「ルールはルールだと分かっている。でも、自分は宫阁と音楽が作りたい。もし、宫阁と一緒にやれないのなら、この番組に参加する意味がない。だから…」
「自分は、降りる」
(テロップ:個人的な理由でルールは変更しません)
突然の事態に言葉を失うメンバーたち。
すると宫阁が、「本当に降りるの?」と2,3回聞き返します。Joy Jが、そうだと答えると…
なんと今度は宫阁がマイクを取ります。
なにかを悟り、心から絶望の表情のミンハオ…
宫阁がまっすぐにミンハオに話しかけます。
「きみが、前回はJony Jを選んだのは知っている。そして、今回は自分。いつも自分たちを選んでくれて本当に感謝してる。そして、きみの努力する姿勢もすごいと思っている。本当に今日のステージは素晴らしかった」
うつ向くミンハオ
宫阁「徐明浩、僕は君が必要な時は、100回でも千回でも喜んで手助けする。でも、この意味の分からない強制的なルールに従うことはできない。そして、Jony Jが降りると言うのなら、自分も降りる」
あまりの事態に絶句するメンバーたち。
伍嘉成は怒りの表情にも見えます。
責任を感じて慌てるミンハオ。
メンバーと握手を交わし、別れの挨拶をしますが、誰も言葉が見つかりません。
誰も何も言えない中、伍嘉成だけが男らしく抗議します。
「行かないでよ。僕たちできるでしょ。どうして今なの?」
それでも立ち去っていく2人に、ミンハオが駆け寄ります。
宫阁:引き続きがんばって
ミンハオ:どうしても行かなきゃダメですか…?2人で組んでもいいから…
それでも2人の気持ちは変わりません。
Jony J「これは君のせいじゃないからね、気にしないで。いい?」
2人は立ち去ってしまいました。
途方に暮れる切ない表情のミンハオ。
「僕はどうしたらいいんだろう…。もちろんあの2人の選択は尊重するけど…」
混乱するミンハオに歩み寄り、優しく抱きしめるジュン…
ミンハオ「大丈夫。2人の選択を尊重する。ただちょっと、残念なだけ…」
Jony Jの降板宣言から、ミンハオを抱きしめるジュンまで
ミンハオの涙
その日の夜。
ペアごとに部屋に戻るメンバーたち。どのチームも重苦しい雰囲気に包まれています。
周震南「今日は大変な日だった。とにかくみんな、早く寝られたらいいと思う。何て言ったらいいか、言葉が見つからないから、とにかく寝ようと思う」
イェナン「今日の出来事は…、なんて言ったらいいんだろう…。たくさんのことが起きすぎて、今もまだ、頭の中が混乱してる…」
カメラの前に座るミンハオ
「今日はちょっと混乱中です。頭の中がグチャグチャ。こんなことになるなんて思わなかった…」
あまりに辛そうな表情…
「僕は、なにも間違ったことはしていないと思う。でも…、正しいこともしていなかったんだと思う。今もまだ、理由は分からないけど、自分を責め続けています。自分とこんなに葛藤するのは初めてだ…」
カメラの前で自分を責めるミンハオ。
思わず涙をぬぐいました…。
ミンハオの涙
ここまでラッパーの2人のこともなるべく好意的に書いてきたけど、いや、もうちょっと限界です。格好悪いよお兄さんたち。自分で宫阁にお説教してたじゃない。嫌なことも受けた仕事の一部なんだからちゃんとやらなきゃって。(嫌だったら黙ってただやるなとも言っていたけど…)宫阁も、一度はミンハオとやってくれそうだったのに、友達が辞めるなら自分も辞めるってなに?ダサすぎませんか?いや、でも、ミンハオがJony Jに向けていた熱量と同じくらい、Jony Jの宫阁に対する熱量も大きいとしたら、気持ちは分からなくもないけど、でもだったらなぜ、ルールがある番組に参加したのか。違うところでやってくれと思ってしまう自分が居ます。
ミンハオはしっかりしてるから、うっかり忘れがちですが、日本でいったら、まだほんの大学3年生の歳。そんな純粋な年ごろの若者には、あまりに過酷すぎる精神的ダメージなんじゃないでしょうか…。そして、私が何より辛いと思うのは、実はこれが起きていたのは、セブチの7月のカムバックの時期だったこと。一体どんなメンタルで、あの多忙な時期を笑顔を作って過ごしていたのかと思うとたまりません…。これから起きるジュンの出来事も同じ。ジュンだってまだ大学4年生の歳。日に日に痩せ細っていくジュンの姿に、カムバックに向けて絞ってきたのが、多忙で痩せすぎちゃったのかと思っていましたが、いやこれ、絶対メンタルからきてるでしょ…。ジュンも一体どんなメンタルであの時期を過ごしていたのか…。本当に今思うと、カムバックの活動中の2人の笑顔が胸に突き刺さります…。
あぁ、もう…
慰めになるかは分かりませんが、Jony Jと歌えて楽しかった時もあるんだよという、ミンハオの動画を貼っておきます。
(ビハインド映像)Jony Jとセッション出来て嬉しいミンハオ
憧れの周興哲と歌えて幸せそうな、ジュンの動画も貼っておきます。
(ビハインド映像)周興哲と歌うジュン(1)
(ビハインド映像)周興哲と歌うジュン(2)
ジェイソンになりたい…
取り乱してすみません。
文句はここまで。
気を取り直して、本題に戻ります。
それぞれの意見
パフォーマンスの翌日。
全員集合しましたが、雰囲気は重いまま。
ミンハオも元気がありません。
今後どうするかが話し合われます。
まずは、制作側から、お互いを尊重し合い、ルールを遵守することが求められます。
うなずくメンバーたち。
周興哲「今回のこの10名は、すごくバランスが良い人選だったと思う。このまま8名だったら、やっぱりちょっと何か足りない感じがする。昨日、彼らはあんな決断をする必要はなかった。みんなも同じ気持ちだと思う」
サムエルがみんなが何を言っているか分からないから…と言ったあとに続いたのはジュン。「昨日のJony Jの言葉を聞いて、僕が思うのは、ちょっと…」と、続く言葉を飲み込みます。
伍嘉成:僕はとにかくミンハオが可哀想で仕方がない
ミンハオ:大丈夫 大丈夫 (全然大丈夫には見えない)
伍嘉成:他人の考えをコントロールすることはできないけど、でも、昨日は僕もちょっと混乱した
うなずく周興哲
周震南「誰にでも自分の意見はあるから、彼らの考えは尊重するけど、でも昨日のあの行いは必要なかったと思う。ちょっとやりすぎだと思う。本当にあんなことする必要はなかった。なんであんなことするの?嫌だったら、ただ嫌だと言えばいいのに。でもあの2人は何も言わなかった。ミンハオには選ぶ権利があった。これは誰のせい?第一に、ミンハオには自分の意見を言う権利があった。第二に、番組のルールで、パートナーを取る権利もあった。僕だったら、どんなバラエティ番組でも、本当はやりたくない番組だって喜んで出演する。やりたくない映画だって喜んで出る。商業的なパフォーマンスでも、やりたくないことでもいつでもやる準備はできている。でもそれは、すべて音楽のためだから。なにが起こったとしても、音楽のためなら耐えられる。昨日の状況で思ったのは、"Jony J、この程度のことに耐えられないなんて、あなたの音楽に対する気持ちはそんなものなのか。あなたの音楽に対する思いが全く見えない"ということでした」
伍嘉成と周震南、はっきり意見を言う中国男子、格好いい。
いつの頃からか、人気投票では断トツのTOP2で走り始めたこの2人。
人気の理由がわかる気がします。
ジェイソン「僕は、Jony Jの音楽も、音楽に対する姿勢も尊敬しているけど、Jony J自身を尊敬している訳ではない。もしも、昨日の決断について、先に個人的に話してくれれば納得したと思う」
場面は昨日のステージに戻ります。
ジェイソン「イェナンとジュン、僕は君たちを分裂させたくない。もし、ジュン、きみと組んだら僕のパフォーマンスはすごく華やかになると思う。でも、僕もここへは学びに来た。だから、もしできれば… ペアリングもなにもかも、良い音楽を作るためでしょう?だから、誰が居ようと居なかろうと、良い音楽を作る、それだけでしょ?残ったものでベストな音楽を作る、それが2人が去ったことから学べることだと思う。スタッフが彼らを連れ戻すのかどうか分からないけど、みんなステージで歌を歌う、やりたいことをやる、それで十分だと思う。だからなにも、本当になにも強制したくない。みんな気持ちよくやろうよ」
場面は再び戻ります。
ジェイソン「そして今、僕とミンハオが取り残されてしまった状況で、もしミンハオがいいと言ってくれるなら、僕は今回のステージはソロでやりたいと思う。無理やりペアを作る必要ないでしょ?」
下を向き、唇を噛むミンハオ。
今回のテーマ:年代アタック
ミンハオとジェイソンのパートナーをどうするかという問題はひとまず置いておいて、
今回のテーマの発表です。
今回のテーマは「年代アタック」それぞれの生まれた年にヒットした曲が書いたカードが配られ、その中からパフォーマンス曲を決定します。
ジュン(96年生)と伍嘉成(93年生)は、お気に入りの曲があったようで大喜び。伍嘉成は、幼いころから香港の黄金時代のポップスを聞いて育ち、恩師の方々からもたくさん聞かされたので、とても思い出深い曲ばかりだったそう。ノリノリでジュンのリストにある A-Mei (女性)の "Sisters" という曲を一緒に歌うジュンと伍嘉成。
伍嘉成:これを歌ってグループ的に大丈夫?
ジュン:だめ!!
伍嘉成:(爆)
ミンハオ(97年生)と周興哲(95年生)は、リストの曲を1曲も知らないと言います。周興哲は、いつもビルボードHOT100に入っているような、今のトレンドの曲しか聞かないので、昔の曲はまったく聞かないそう。
ミンハオ:はっきり言ってこの中の曲は1曲も知りません
一同:(爆)
ミンハオがリストの中の "女人花" という曲名を読み上げると、即歌えるメンバーたちにミンハオはびっくり。
この曲にしなよ、きらきら星のときの衣装にぴったりだよとからかわれます。
ミンハオもちょっとだけ元気が出てきた…かな?
若いサムエル(02年生)と周震南(00年生)のリストにあるのは、リンキンパークとかボンジョビとか、コールドプレイにマドンナ…、改めて若さにびっくりです。それでも、どれも知らないと言うサムエルに2度びっくり。
そして問題は、最年長のジェイソン。
周震南:兄さんのリストが重すぎるんですけど!!
彼のリストには、懐メロのような曲しかないようです。やけくそになって歌うジェイソン。それでもすぐに、アレンジしたい曲が思いついたそう。
特別ルールの発表
そして、ここで、今回限りの特別ルールが発表されました。
ルールを読み上げるイェナン
「今回の順位は、会場の100人のサウンドパネリストの投票で決まります。そして、最も得点が低かったチームは…」
広がる緊張感…
「番組から排除されます」
衝撃のルールに言葉を失うメンバーたち。
ジュン「すごいプレッシャーが…」
練習開始
場所を食堂に移し、チームごとに作業を始めるメンバーたち。
和気あいあいと作業を進めるみんなの横で、一人きりで作業をするミンハオの姿が…。
練習室で、黙々とリストの曲を1曲ずつ聞いてみるミンハオ。
孤独な作業に、思わずため息がこぼれます。
ミンハオ「今日はとても迷った日でした。何をするべきか、どうするべきか分からなくて。ネガティブな気持ちも出てきて、気持ちが沈んでいました。とにかく…、孤独でした。本当に孤独な日でした」
夕食の席、(恐らく、ミンハオの気持ちを楽にさせようとして)ジュンは言います
ジュン:もし、僕たち2人とも番組から卒業になったら、韓国に戻って、カムバックの活動を楽にできるんじゃない?
ミンハオ:いや、僕たちはどっちも居なくならない
ジュン:じゃあ、誰がいなくなると思う?
ミンハオ:誰でも、居なくなりたい人が居なくなればいい。でもそれは、僕たちじゃない。僕たちは2人とも最後まで残る
そこに現れた伍嘉成と周興哲
周興哲:調子はどう?
ジュン:曲が決まらなくて、頭が爆発しそう
伍嘉成:この人は、喜びで頭が爆発しそう
ジュン:なんで?
伍嘉成:もう決まったから。信じられないでしょう?
楽しそうな2人と対照的なミンハオ…。
新メンバー登場
再び集められたメンバーたち。
スタッフ「私たちは、番組の公平性を守るため、そして、コラボレーションをして素晴らしい音楽を作るという目的を果たすため、ミンハオとジェイソンのために、新しいメンバーを迎えることにしました。それぞれのパートナーをみんなに紹介してください」
ミンハオのパートナー:馬伯騫
ミンハオが迎えたのは、馬伯騫 (Victor Ma/Ma Boqian)。
バイリンガルのシンガーソングライターでありラッパーです。
よろしくとあいさつする馬伯騫に対し、意味深な笑みを浮かべる周震南。
そう、馬伯騫は、周震南と同じく明日之子1期生であり、なんといっても周震南の代表曲、"整整两年了" (1回戦で歌った曲)を一緒に歌っているパートナーです。
馬伯騫:なんか、知ってる顔が居るけど
周震南:…。
馬伯騫:ちょっと、そこで何してるの?こっち見ないけど?
伍嘉成:あの人無視してる(笑)
周震南「Victorは…、親友です。彼は曲に新しい風を吹き込むのが上手いです」
ミンハオ「Victorは、ここへ来るのは運命だったと言ってくれて、僕は本当に嬉しいです。僕を応援してくれた人たちのためにも、協力して、より良い音楽とパフォーマンスを作ります」
馬伯騫 (Victor Ma/Ma Boqian)
1996年3月20日生 ニューヨーク出身 南カリフォルニア大学卒業
4歳の頃には上海のインターナショナルスクールに通う。両親(父はアメリカの有名建築家 马清运)や、アメリカのhip-hop文化の影響を深く受けて育つ。歌唱やステージパフォーマンスは祖父(李安格)から指導を受けた。その後、アメリカの学校でステージやアートについて学び、大学在学中から、様々なコンテストに参加
2014年 水立方杯の海外で活躍する中国人歌手部門に参加。カリフォルニア地区のTOP30に入る
2017年 明日之子 セミファイナリスト
サラブレッドな家系の馬伯騫。英語交じりの中国語を話します。
良い意味で他人を気にしないマイウェイなところが、なんとなくバーノンに似ている感じがします。
ジェイソンの新パートナー:張敬豪(YAO)
続いて紹介された、ジェイソンの新パートナーは、中国のエレクトリックバンド耀乐团(YAO)のメインボーカリスト、張敬豪です。
思わぬ大御所ミュージシャンの登場に、驚く若いメンバーたち。
張敬豪:俺は全部やるよ。なんでも出来る(自信満々)
ジェイソン:ここで一番重要なのは、彼が僕より年上ってこと(喜)
一同:(笑)
張敬豪はジェイソンが北京に来た時の最初の友達で、10年来の関係だそうです。
自分たちは、音楽に対する考え方が同じで、大ヒットは無くても、コンスタントに音楽を作り続けている。今回は多くの人たちに自分たちのスタイルのステージを見せたいと言います。「お互いに学び合おう」と、若いメンバーに声を掛ける張敬豪。
ミンハオもすっかり元気が出た様子。
新たなパートナーが加わったばかりですが、次のステージはもうすぐそこ。
48時間後に開始です。
(ビハンド映像)サムエルを起こしに来たミンハオ
(ビハインド映像)みんなの寝起き
THE8も涙、周震南も涙 再び入り乱れるそれぞれの思惑 そして誰も想像しなかった衝撃の結末へ 潮音战纪 第5話 あらすじ(3)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第5話のあらすじ(3)です。
潮音战纪 第5話 (3)
ペア再編の最後のチャンス:秘密室での心理戦
いよいよ、4回戦のペア再編です。前回同様、1位と2位のチームは、パートナーとは別々の秘密室に呼ばれ、まずペアを維持するか、変更するか選択します。どちらか一方がペアの変更を希望した場合、そのチームは自動的に解散、他方も別の相手を指名しなければなりません。ペアを変更希望の場合は、それぞれ希望者2名を呼び出すことができます。
1位と2位のメンバーたちは、これがすごく嫌だとプレッシャーを感じています。
サムエルと伍嘉成の選択
3回戦の結果、1位だったサムエルと伍嘉成が、まず秘密室に呼ばれます。
ため息をつく秘密室2回目のサムエル。初めて選ぶ立場になった伍嘉成は「今決めなきゃいけないの?!」と驚いています。
葛藤する2人
そして、伍嘉成は…
「僕は、サムエルを選びます。ペアを変更しません」
対するサムエルは…
「伍嘉成はとても良いパートナーです。でも… ペアを変更します」
伍嘉成の希望に反して、ペア解消決定です。
サムエル「本当にごめんなさい。でも、僕はこの番組を通じて、新しいことを見せたかったし、それに伍嘉成も頭の中にやりたいことがあるはず。それを実現するためには、僕よりも合ったパートナーがいるから、その人と組む方が伍嘉成のためだと思います。でも…、伍嘉成には本当に申し訳ない気持ち…」
(そして、いつものように残酷なお知らせ)
スタッフ「今入った情報によると、伍嘉成はサムエルを希望しました。サムエル以外いないと言っていたそうです」
驚いて、ショックを受けるサムエル
サムエル「本当ですか…?!本当は、伍嘉成が変更を希望すると思っていました…」
そして、伍嘉成にも、サムエルはペアの解消を希望したと伝えられます。
ショックを受ける伍嘉成。しかし、「でもたぶん、サムエルが変更すると言ったのは、僕が他の人を選ぶと思ったからじゃないですか?」
本当に、いつも前向きな心の伍嘉成。感心します。
しかし、状況は変わりません。伍嘉成も2名選ぶ必要があります。悩みながらも、1人目に選んだのは、周興哲です。
伍嘉成の第1希望:周興哲
初めて秘密室に呼ばれた、足取りの軽い周興哲と、照れくさくて仕方ない伍嘉成。
伍嘉成は率直に切り出します。
伍嘉成:あなたの声に惹かれました。あなたにすごく惹かれるし、素晴らしいと思っています
(いきなり褒められまくって照れる周興哲)
周興哲:僕たちについて、どんなことを考えているかに興味がある。4回戦は、どんなステージをやりたいと思っているの?
伍嘉成:もしも、やらせてくれるなら…、作曲をしてみたい。壁を破って、挑戦してみたい
悩む素振りの周興哲と期待の眼差しの伍嘉成。
周興哲:心配なのは、きみが全部自分でやらないと気が済まないと言い出さないかっていうこと。(いままでのトラウマ…?)
(首を振る伍嘉成)
周興哲:そこが心配だけど、でも今の君の案は良いんじゃないかと思ってる。一緒にやってみる?
大喜びの伍嘉成。めでたく新しいペアの結成です。
これにより、周興哲のペアだったジェイソンも、新たな相手を選択しなければならなくなりました。
サムエルの第1希望:周震南
一方のサムエル。
「彼は音楽のスタイルが僕に似ていてとても自分と合う。パフォーマンスも素晴らしい。周震南です」
2回戦で組んで一緒に1位を取った、周震南を指名しました。(ちなみにこのペアは、前回、サムエルがペアの維持をして、周震南と引き続き組むことを希望したのに対し、周震南はペアの変更を希望して解散しました)
サムエル:きみを選んだ理由はたったひとつ。ステージの上のきみが好き。自分の世界があるから。それがきみを選んだ理由
不安そうに見つめるサムエル。
周震南がちょっと雲行きの怪しい様子。
周震南: "Children" をやった時を覚えてる?あの時からずっと感じてたのが、あの時は、きみが僕のスタイルに合わせてくれたよね?THE8とやった時もそう。きらきら星。2人には申し訳ないと思ってる…。僕は、自分のスタイルときみのスタイルを合わせられるか分からない…。サムエルだけじゃなくて、他の誰とも。僕が心配してるのは…、次に一緒にやって、きみの長所が出せないんじゃないかということ…
サムエル:でも、僕にはきみと一緒にやって、自分の長所を出せる自信がある。きみと組んだら、自分の新しい才能を出せると思ったから、もう一度きみを選んだんだ
周震南:…すごく、悩んでる
サムエル:きみの気持ちは分かる。でも、正直に言わせてもらうと、きみに出来ないことは 、何もない。自信をもって
周震南:少し考える時間が欲しい
そして、話が一段落したところで、サムエルは率直に言います。「また一緒にやりたい。2人だったら新しいことができるよ」。部屋を出て行こうとする周震南に、サムエルは中国語を混ぜて言います。「今日のステージ、すごくよかったよ。 本当に」
良い子に育ったね、サムエル(涙)
周震南とミンハオの選択
次は、周震南とミンハオが指名する番です。それぞれ秘密室に呼ばれました。
そして、いつものようにペアを維持したいか解消したいか聞かれます。
大きくため息をつくミンハオ。
「今回のステージは、自分でもすごく上手くできたと思います。でもこれは、周震南のスタイルであって、僕がやりたいことではない。周震南のスタイルが自分に合っていることは分かるけど、僕の気持ちは違うところにある。だから、自分の気持ちに従います」
ミンハオは、ペアの解消を選択しました。
一方、浮かない表情の周震南。絞り出すように語ります。
「僕はとても幸運だと思います。1回目は自分の持ち歌が歌えて、あとの2回はサムエルとミンハオと出来た。2人とも、僕の意見に従ってくれて、なんでも僕の思うとおりにやらせてくれて、頼ってくれました。でもたぶん、今回の評価が良くなかったのは、お互いのスタイルが違うからだと思います。ミンハオは、すべて僕の意見にしたがったから、彼の長所はあまり出せなかった。自分が、全員に対してそうなってしまったらと思うと不安です。僕は、意見を言うけど、みんなに犠牲になって欲しいわけじゃない…」
思わず涙ぐみ、言葉が詰まる周震南。
「みんなに、申し訳ない…」
涙目の周震南
そして、今はとても心が疲れてしまって、誰も選べるような心境ではないと言います。
「もう撮影を続けられないかもしれない…」
ミンハオの第1希望
ミンハオが、指名したのはJony Jと宫阁。そして、先に選んだのは、今回はなんと宫阁でした。
初めて秘密室に来た宫阁。今回が、ペアを変更する最後のチャンスです。
「いつもJony Jとあなたで迷っていました。音楽のスタイルが合うのはJony Jだと思います。でも、今日まであなたのステージを見てきて、あなたが、さらに音楽への興味を深めてくれました。あなたの音楽が好きです。そして、今まで知らなかったような新しいことを見せてくれました。人生で初めての経験です。だから、あなたとやりたい。あなたから学びたい。どうしても一緒にやりたいです」と熱く語るミンハオ。熱いものがこみ上げています。
困惑しつつも、ミンハオの情熱に少しうれしそうな宫阁。
宫阁「正直、今回のステージをモニタリングしていて、きみたち2人の得点はすごく高いだろうと思っていた。他のチームが悪いというわけではないんだけど…、最初から最後まで目が離せなかったのは君たちだけだった。すごく面白かった…、面白かったというか、想像を超えていた。まさか、こんなアレンジにしてくるなんて想像もできなかった。特に周震南は、あの若さで、ずば抜けていると思う。正直、今日のステージは羨ましい気持ちがあった。自分がやったことも、想像したこともないようなステージだったから」(どうも、暗にこのまま2人でやった方がいいと言いたい様子)
ミンハオはすかさず、「でも、心はいつも宫阁さんたちの方にあるんです。自分がやりたいことをやりたい…。それに、新しいことに挑戦出来るのが、この番組の魅力だと思うし…。将来的には、あなたと一緒に曲やアルバムを作りたいと思っています。そして、もちろん、あなたがやりたいことについていきます。ただ、一緒に1つ作り上げたい。本当にあなたの音楽が好きなんです」と、最後の気持ちを伝えます。
宫阁:もしもこの兄さん(Jony J)がいなかったら…、彼の方が僕より年下だって知ってた?(笑)
ミンハオ:(笑)
宫阁:もし彼がいなければ……、きみの話に感動したし、きみといろいろなことに挑戦したと思う
ミンハオ:でもこれが、僕にとっては本当に最後のチャンスなんです。こんな風に指名して申し訳ないけど、でもどうしてもやりたいんです。もう伝えたいことはすべて言ってしまったけれど…
感極まった様子のミンハオ
宫阁:落ち着いて。僕が言いたいことは伝わった?きみとやることに興味がないって言ってる訳じゃないんだよ。ちょっと考えさせて
ミンハオ:僕ももう1回考えてみます…
秘密室に一人残ったミンハオ。「また捨てられた気持ちです。2人とも一緒にやりたがっていて、僕とはやりたくない。いや、”やりたくない”とは言わないだけど…。とにかく2人は一緒にいたいんです。僕はどうしたら…」
もう誰とも話さなくてもいいかな?と言いつつも、やはりJony Jの意見を聞いてみたいと思い直し、Jony Jを呼び出します。
パニックなんだけど、と言いながら現れたJony J。今日はリラックスして話そうと言います。ミンハオは、先に話した宫阁は、もしJony Jがいなければ、自分を選んでくれると言っていたと伝えますが、Jony Jは前回と同じく、自分は宫阁でなければ他は誰でも同じだと言います。そして、今回決めたらもうペアの変更はできないことにも触れ、「なぜきみが自分を呼んだのかが分からない」とも言います。
ミンハオ:正直言って、もう今後、宫阁となにか一緒にやれるチャンスがないんです。なにかやろうと思っても、それはあくまで仕事として。これは事務所的な問題です。でも、あなたたち2人にはプライベートがたくさんあって、自由もありますよね。でも、僕には自由がない。自由を制限される仕事だから。もし、この番組の後、一緒に音楽を作ろうと思ったら、まず事務所を通さなければいけない。うちの事務所に、“中国でこういうことがしたいから、だから先方と連絡を取ってください”と言わなければいけない。だから、どうしても、この番組の中でコラボレーションしたいんです。宫阁の音楽をやりたいんです。本当にこれが最後のチャンスなんです
静かに耳を傾けるJony Jに続けます。
ミンハオ:僕の気持ちは決まっています。僕には指名権がある。指名したいんです。前回もあったけど、前回はそれを使わないで2人を引き離さないようにしました。でも、だれも傷つけたくないんです。だから、あなたにこの部屋に来てもらった、それが理由です
Jony J:そいいうことなら、僕のことは心配しなくていいよ
ミンハオ:本当にすみませんと言いたかったんです
Jony J:謝る必要ないよ。本当に僕のことは気にする必要はない。きみには指名する権利があるし、もし宫阁がきみとやりたいならやればいい。ただ、それだけのこと。自分の考えに従ったらいい。僕にも僕の考えがあるから。問題ないよ
浮かない表情のミンハオ
Jony J:ベストを尽くして。きみは、努力を惜しまない人でしょ?これから面白くなりそうだね
最後に抱き合い、ミンハオは言います。
「またいつか一緒にやりたいです」
ミンハオ「2人を強制的に別れさせるようなことはしたくないんです。もし、強制出来るなら、前回Jony Jを選んでました。でも、今、jony Jが気持ちを楽にさせてくれました」
宫阁を指名する決意が固まったようです。
「(宫阁に)この番組に参加してくれて、ありがとうございます」
ペア指名ステージ
さて、いよいよ ペア決定のステージです。
まず、舞台に呼ばれたのはミンハオ。
ついにJony Jを選ぶのか!?と期待の眼差しのメンバーたち。
そして…、
ついに思いを貫き、宫阁を選びました。
秘密室でのやり取りを知らないメンバーたちはびっくり。
すぐには状況を把握できません。
次にステージに呼ばれたのは、みんなに自分を押し付けているのではないかと悩み、心が疲れて誰も指名できないと言っていた周震南です。
周震南の選択は…
今回もまた、誰も選ばないことでした。
続いて呼ばれたのは、伍嘉成
予定通り、周興哲を選びました。
最後はサムエルの選択です。
最初の気持ちを貫いて、周震南を選びました。
なんとこの2人、一度は考えさせてと言っていた周震南が、改めてサムエルを秘密室に呼び出し、事前に交渉が成立していたのでした。
周震南:サムエルを選ぶことにする
サムエル:え、本当に!?
周震南:うん
サムエル:あー、これが選ばれる気持ちなのか~!
周震南:再結成だね
周震南:なぜか分からないけど、センチメンタルな気持ちがする。昔の恋が燃え上がるみたいな
サムエル:僕は、もし僕がイヌだとしたら、飼い主を見つけたみたいな気持ち
周震南:???
サムエル:ペットショップで売れ残っていて、やっと彼が現れて選んでくれた、みたいな
周震南:しっかり面倒見るよ。がんばります
サムエル:ちゃんとご飯ちょうだいね
周震南:運命を感じるね
イヌのはなし
ジェイソンの選択
ステージでは、パートナーが取られてしまったジェイソンとJony Jに、ジュンが「きみたち2人が組むんじゃない?」と話しかけています。するとなぜか、Jony Jが「必要ない」と。ジェイソンも「必要ない(?)」と思わず復唱。
そのジェイソンの指名順です。
実はジェイソンとJony Jも事前に秘密室で話し合っていました。
ジェイソン:前にも言いましたけど、もし、あなたたちを、強制的に別れさせるなら、僕はあなたを選ばない。でも、平和的に別れたなら…一緒にコラボできますか…?
Jony J:この番組で、自分が一緒にやりたいのは宫阁だけ。一度決めたら変えない性格だから
Jony Jが去った後、大パニックのジェイソン。「まず、僕はなにも強制してないよ。でも、状況は、平和的であろうとなかろうと、Jony Jが宫阁と組むのは不可能でしょ?でも、もし僕がJony Jを指名したら、それは彼にとって良いことなの?それとも悪いこと!? 究極の選択じゃないか! どうしろっていうの…!? 」
ステージの上でも、まだ悩んでいる様子のジェイソン。
ため息をつきながら前へ進みます。
選んだのは、Jony Jでした。
自動的に、ジュンとイェナンが再度、同じペアになります。
司会者が、「これで4回戦以降のペアが決定しました」と宣言したその瞬間、
なぜかJony Jが突然の挙手。止めてくれと言っています。
突然の事態に、理解ができないメンバーたち。
ただ、ミンハオだけは何かを悟ったような絶望の表情…
マイクを要求するJony J
ジェイソンに、選んでくれてありがとうと言いながら話し始めます。
「ルールはルールだと分かっているけど、それでも自分は、宫阁と音楽を作りたい」
(目が潤んでいるように見えるミンハオ)
「自分は、降りる」
まさかの降板宣言に、全員、目が点になったところで5話終了です。
言いたいことはたくさんありますが、それはまた次回。
第6話では、Jony Jの降板宣言が、大したことなく感じるほどの大ピンチが、今度はジュンに押し寄せます。セブチファンには辛い、ジュンが苦しみまくる回です。見ているこちらの神経まで削られます。
第5話 フル動画
第6話 予告
THE8も涙、周震南も涙 再び入り乱れるそれぞれの思惑 そして誰も想像しなかった衝撃の結末へ 潮音战纪 第5話(2)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第5話のあらすじ(2)です。
潮音战纪 第5話あらすじ(1)はこちら
潮音战纪 第5話(2)
3回戦開始
ジュンとイェナンのパフォーマンス
3回戦、最初のパフォーマンスは、ジュンとイェナンです。ジュンは「誰も自分たちがやるなんて想像しなかったようなパフォーマンスをするために、ラストエンペラーのテーマを選んだ」と言います。
練習室で、熱心に振付の練習に励む2人。
イェナン:きみがおかしくなりそうな人物を演じているとき、僕はただ見ていればいいの?ただ静かにしているべき?それとももっと困った風にしたほうがいい?
イェナン「映画のラストエンペラーは"終わり"に向かっていく物語だと思います。僕はそのストーリーの傍観者で、ジュンはその物語の中の人物。ストーリーを擬人化することにより、より多くの人に映画のメッセージを伝えたいと思いました。僕たちが感じた歌詞の意味を。小道具の蓄音機を介して、僕がラストエンペラーの世界に旅をするという設定です。そして、僕が物語の中で、人生をあきらめた人物であるジュンを救い出す。そういうメッセージです」
ジュン「歌うよりも、演技するよりも、感情を見せることが一番難しいです」
リハーサルにも熱が入ります。熱心に詳細を詰めますが、演技について、スタッフにはちょっとやりすぎかもと言われてしまいます。
そんな2人にミンハオがアドバイスを送ります。「ジュンは役になりきっている。だから、イェナンが逆に取り残されてしまっている感じ。だから、もっと強い目で、はっきりと。ジュンに惑わされないで。ジュンはそのままやるべきことをやればいい。でも少し変えたほうがいい。ジュンはすごく上手くその人物を描写している。とてもいい。でも、個人的に思うのは、ちょっとだけやりすぎかもしれないということ。だから、イェナンが霞んでしまう」
うなずくジュン。
ジュン「今回は、リスクを取って殻を破ろうと思って、この曲を選びました。でも、本番がダメだったらどうしようと思うと、本当に怖いです」
振り付けの練習(ビハインド映像)
ボーカルの練習になると、リードするのはイェナン。ジュンの高音の発声に納得いかない様子。
イェナン:なんか、今はちょっとお化けが出たみたいな感じ…
ジュン:お化け(苦笑)
イェナン:ソフトな感じじゃなくて、もっと強くてしっかりした感じにしてもらいたい
ジュン:ありがとうございます、先生
イェナン自身も、高音ばかりのパートに苦労しています。裏声で「助けて、ママ~」と叫ぶイェナン。ジュン「しぼんでいく風船みたい(笑)」
ジュン:イェナンの声はすごくパワフルですね
先生:そう 彼の声はとても集中している
先生に完璧と褒められてご機嫌なイェナン。
ジュン「僕もイェナンもとてもリラックスしてできました。 'Last Blossom' の難しいパートはイェナンがほとんど担当してくれます」
歌唱練習(ビハインド映像)
メイデイの曲を歌いながら、ロビーのソファーに寝に来たジュンとイェナン。しかし、先にいた伍嘉成がふてくされています。
伍嘉成:イェナンとは話さない
ジュン:なんで?
先ほど廊下で頑張れと言ったのに、目も合わせてくれなかったと言っています。
伍嘉成:ミルクティーが飲みたい
ジュン:僕も
イェナン:僕も
ジュン:イェナンも飲みたいって言ってるよ?
伍嘉成:知らない
イェナン:(ジュンの腕を引っ張りながら)タピオカも入れて
ジュン:ほら、かわいく伍嘉成にお願いして
イェナン:イヤ(可愛く)
それでも知らないと言う伍嘉成
ジュン:イェナンの恋人なの?
ふてくされて眠る伍嘉成
ジュン:本当に可愛い性格だね(笑)
伍嘉成:本当に寝るからそれ以上言わないで。今日は僕よりうるさいよ?
ジュン:今のセリフ、あれを思い出した。”私を愛すのが怖いんでしょ”(昔流行ったドラマのセリフ)
3回戦前に、賭けるポイントを計算する2人。今回は1位になると、そのポイントの2倍がもらえますが、5位だった場合は引かれます。リスクを恐れず、最大値を賭けようという強気なイェナンにジュンもびっくり。
イェナン「僕たちは同じタイプで、ステージでも日常生活でも、ジュンは僕を安心させてくれるし、とても信じています」目の前で褒められて恥ずかしがるジュン。
ジュン「今回こうやって、音楽も、歌詞も演技も本当に完全にすべて自分たちでやったのは、僕もイェナンも初めてだから、良い結果が出るといいと思います」
2人がパフォーマンスするのは、ラストエンペラーをサンプリングしての、フェイ・ウォンの "Last Blossom" です。
ジュンとイェナンのステージ
ミンハオ「2人のミュージカル調のパフォーマンスにも音楽にも、とても引き込まれました。2人のビジュアルがとても好きです」
ジェイソン「蓄音機、あれは驚きでした。細かいディテールを通じて原曲と繋ぐ役目を果たしていました」
ジュンとイェナンのポイントは69。ジェイソン「100人中69ならすごく良い点数だよ」
ジュン「イェナンと僕は、このステージを通じて、お互いにすごく分かり合っていました。他のパートナーだったら、このステージが完成できたか分かりません。イェナンは素晴らしいパートナーです」
Jony Jと宫阁のパフォーマンス
宫阁「前回のパフォーマンスでは、Jony Jは自分にやりたいようにやらせてくれたから、今回は、彼に楽しんでもらいたい、ただそれだけです。Jony Jは本当のヒップホップが好きだから、今回はそれをやろうと約束していました」
Jony J:今回は僕たちにとってすごくやりやすいと思う
宫阁:今回一番大事なのは、あなたが気持ちよくやれること。自分はあなたと一緒なら気持ちよくやれる
Jony J:きみが気持ちよくやらせてくれるなら、僕がきみを気持ちよくやらせてあげる
ちょっとキュンとしている雰囲気の宫阁
いつにも増して、本当に楽しそうに練習している2人。間違えてJony Jの甘いドリンクを飲んでしまった宫阁に、俺は甘い男なんだよ!俺を選べ!なんてじゃれ合っています。そして突然、2人でラブソングをセッションしようと、宫阁のためにマイクを用意してあげるJony J。完全にキュンときている宫阁。
2人のフリースタイルセッション完全版(ビハインド映像)
スタッフ:宫阁はこの数日すごくテンションが高かったようだけど?
宫阁:自分を忘れました
Jony J:聞きましたか?彼は本当の自分が誰だったか忘れたんですよ?
宫阁:(笑)
この2人も、賭ける熱愛ポイントを考えていますが、どちらも現在の得点を把握していません。とにかく、最下位にさえならなければ無駄にならないからということで、最大値でいくようです。
ダンス室での練習風景(ビハインド映像)
Jony Jと宫阁のパフォーマンス
2人のパフォーマンスにうっとりするミンハオ。「2人の曲を聞いたとき、"ワォ…" としか出てきませんでした。本当に好きでした」
伍嘉成「僕的には、彼らのパフォーマンスが一番良かったです。オリジナルのサンプルをフルに利用していたし、メロディーは本当に素晴らしかった。サムエルと僕は、1回聞いたらもう歌えると思います」
サウンドパネリスト「Jony Jと宫阁だけが、完全にサンプルとオリジナル曲を融合させていました」
Jony Jと宫阁のポイントは80。ジュンとイェナンを上回りました。
ジェイソンと周興哲のパフォーマンス
周興哲「ジェイソンと僕は、前回、一番最後にペアになって、今回も一番最後で、しかも曲を選ぶのも一番最後でした。良い気はしなかった」
ジェイソン:このあとはもう一緒にやらないよね?
周興哲:今回が最後?
ジェイソン:そう、明日。ねぇ、エリック、この番組に参加してどう思う?
周興哲:すごく面白かった。雰囲気はサマーキャンプみたい
ジェイソン:10人の中で一番やりやすいと思う人は誰?
だいぶ迷って、初日に同室だったJony Jと答えます。
周興哲:4人とも外国語に堪能だから、4人で曲を作れば、あとでお金持ちになれるんじゃない?(冗談)
ジェイソン:僕は、誰と組んだとしても、自分の歌いたい歌を歌いたい。誰かとコラボしたとしても、自分の音楽をやりたい
ジェイソン「今回の、動物の視点から曲を作ると言うのは、2人のケミストリーで、本当にうまくいったと思う。そして、完全に新しい曲が生まれました」
ダンス室で、動きの打ち合わせをする2人。ステージ上でも動物になり切ります。熱心に動物的な視線をレクチャーするジェイソン。ですが、周興哲はどうしてもクールにキメてしまうクセが抜けません。
ジェイソン:動物なんだから、格好つける必要ないよ
ステージの練習(ビハインド映像)
歌唱練習(ビハインド映像)
この2人も賭ける熱愛ポイントを考えています。彼らも最大値にするようです。
パフォーマンスは "Just Blue" をサンプリングした新曲 "Nobody Knows" です。
ジェイソンと周興哲のパフォーマンス
Jony J:2人の声がすごくよくなかった?
宫阁:経験値だね。もう指でハートとかする必要ないよ
サムエル「周興哲は素晴らしい声を持っています。ジェイソンのラップもテンションが高くて力強かった。2人のコラボはすごくよかった。雰囲気とメローディーがとても良い曲でした」
伍嘉成「2人は完全な新曲を作りました。エリックを好きな気持ちが別次元になりました。こんなに美しい曲が作れるなんて…」
周興哲:何位だと思う?
ジェイソン:3位 3位には入りたい
周興哲:僕たちが1位だと思う
結果は82ポイント。現時点のトップになりました。
自分は3位に落ちてしまったのも構わず、ジュンも一緒に大喜び。
ジュン:この曲はすごくいいって言ったでしょ!
サムエルと伍嘉成のパフォーマンス
サムエル「僕たちは初めてペアを組むけど、2人で今までのステージとは違う、新しい一面が見せられると思います。彼のボーカルを信じているし、彼は僕のダンスを信じると言ってくれました」
ダンスが苦手な伍嘉成に、サムエルが熱心に指導します。
伍嘉成「前に言いましたが、僕たちはダンスのレベルに差があります。でも、サムエルはそこをよく理解してくれて、僕に合った振付を作ってくれました」
サムエル「振り付けは1日で考えました。シンプルに考えたけど、シンプルは、それはそれで難しいです」
まったく休まずに熱心に練習する伍嘉成。
サムエル「今の彼は、ダンスよりずっとボーカルの能力が高いので、今回は僕がダンスのスキルをアップさせてあげたい」
休憩したいサムエルと練習したい伍嘉成(ビハインド映像)
サムエル:君が寝ないなら僕も寝ない
伍嘉成:いいね
サムエル:だから、一緒に寝よう?
伍嘉成:だめ
伍嘉成「 僕がきちんと踊らなければ、サムエルの順位を落としてしまう。それが怖いんです。それが悩み。もっと練習して、サムエルに信じてもらいたいです」
サムエル「ずっと寝ようって言い続けたんですけど、伍嘉成は絶対寝ないっていうから、僕は離れた場所から見てあげることにしました。彼は、音楽を掛けて、マイクの代わりの棒を持って、この帽子を被ってノリノリで踊っていました。カフェには誰も居ないのに。正直言って、ちょっと面白い光景でした。彼は僕の人生で一番面白い人です」
一生懸命 "Don't yelling" (叫ばないで)と、英語で言っているのに、サムエルに「英語で言って」と言われてしまい、再び傷つく伍嘉成。
サムエル「彼とは同じエネルギーを感じます。振り付けは、彼にはちょっと難しいかもしれないけど、彼は一度も ”出来ないから変更して” と言いませんでいた。そういうところが好きです。黙ってついてきてくれて、とても感謝しています」
熱愛ポイントについて考える2人。伍嘉成は、絶対に周震南は最大値を賭けてくるから、自分たちもそうしようと言います。
伍嘉成:ダメだったら、その賭けた分を失うだけでしょ?(つまり現在の持ち点の50%)
サムエル:6万行っちゃおうか?(笑) 5位になったらさよなら、また会いましょうだけどいいよね(笑)
というわけで、この2人も最大値でいくことになりました。
ダンスが不安な伍嘉成は、なんどもリハーサルを繰り返します。それに快く付き合ってあげるサムエル。本番前日、部屋でも、サムエルが動画を撮っている間ですら練習を止めません。
2人がパフォーマンスするのは Just Blue"をサンプリングした "Pray for me" です。
サムエルと伍嘉成のパフォーマンス
周興哲「彼らのダンスは好きです。でも、僕とジェイソンのほうが良かったんじゃないかな?(笑)」(ダンスが苦手だから自虐的ジョーク)
良かったよと言って迎えるJony Jと宫阁。2人の前で、サムエルと伍嘉成は、83ポイントという、現在トップの数字を叩き出しました。
ミンハオと周震南のパフォーマンス
ミンハオ「今回は自分のイメージを変える大きなチャンスだと思います。これまでとは完全に違う自分です」
きらきら星を最初に聞いたとき、すぐに考えが浮かんだという周震南。
練習室に戻ってきた周震南に、ミンハオはいくつかテーマが思いついたと話しかけます。
周震南:先に話してみて
ミンハオ:きらきら星は童謡だけど、僕たちは古典的なスタイルに編曲した方がいいと思う
自分もそれがやりたかった!どうして分かったのと大喜びの周震南
ミンハオ:望みを叶えてあげるよ
周震南:本当に?(わくわく)
ミンハオ:「星」について聞かれたときに思いつくことは、3つのこと。「小さい」「孤独」「輝く」 このキーワードを使ってテーマを決めたらいいと思う
周震南:今の言葉を使うとしたら、星は小さくて孤独。でも真っ暗な夜に輝いて、光を与えたいと思っている
ミンハオ:これは人間と同じだと思う
周震南:僕たちもステージの外では、本当に何者でもない。もしマイクやライトがなかったら、輝ける場所はどこにもない
お互いにミュージシャンとして、ステージを離れた時の無力感や孤独感について思いを語り合う2人。自分たちがこの小さな星なんだと気づきます。
周震南:曲は、最初の部分で、小ささと孤独感を表現したい
ミンハオ:じゃあ、真ん中くらいでポジティブさを出す?
周震南:いや、コーラスに入ったら ”僕は輝きたい” と伝えたい
ミンハオ:僕は、みんなに音楽を通じてポジティブな意味を伝えたい
周震南:いや、そうじゃない(おもいっきり否定)なんていうか…
微妙に意見が食い違う2人。
否定されても、めげずに自分の意見を言ってみるミンハオ
ミンハオ:とても前向き?
周震南:いや、違う。(再び否定)小さくて孤独だから、この音楽を楽しめるんだ。だから、その瞬間に音楽が現れる。そうでしょ?
ミンハオ「例えば、ジュンと一緒なら、僕はなんでも自分の思うとおりに出来るけど、周震南と一緒だと、どうしても彼のやり方になってしまいます」
レコーディング室で話し合う2人。ミンハオがコーラスの歌い方について提案しますが、周震南はそれは違うと否定します。ミンハオの意見にはまったく耳を貸さず、自分のイメージを主張し続ける周震南。ミンハオもすこし圧迫感を感じているかもしれません。
周震南「僕はどんどん自分の意見を言いました。それが僕のやりたかったことだったから。ミンハオをを選んで、音楽も頭に浮かんで…。そこを認めてくれれば、上手くやっていけると思います」
結局、譲歩して意見をまとめたミンハオ。「彼の意見を聞いているうちに、彼がやりたいことをすべてできるように、サポートしてあげようと思いました。彼は自信をもって曲を作っているから、僕もベストを尽くして一緒に頑張りたいと思います」
きらきら星の歌唱練習(ビハインド映像)
リハーサル中
ミンハオ:このポーズでいい?
周震南:自分を格好いいと思ってる?
ミンハオ:何言ってるの?
周震南:(小悪魔な笑い)
ミンハオ:いたずらっ子め
周震南:ミンハオ、リハーサルはうまくいったと思う?
ミンハオ:いいと思う
2人の距離は近づいたようです。
今回の熱愛ポイントに何点賭けるかを相談する2人。強気に最大値でいこうとしている周震南。
ミンハオ:本当に1位になる自信ある?
周震南:いつも言ってるでしょ 自信を持つことがパワーの源になる
それでも慎重派のミンハオは、もう少しだけ賭けるポイントを減らそうと言います。結局、6,666,666点で合意しました。(666…は、中国のネット用語で「素晴らしい」という意味)
相変わらず、根拠はないけど自信に満ち溢れ、テンションの高い周震南。
ミンハオ:魔術にかけられたような感じがする(笑)
周震南「ステージの時はいつも "自分が一番" だと思っていないといけないと思います」
ミンハオ「これが、今回彼から学んだことです」
(笑ってしまう周震南)
ミンハオ「僕は何に対しても自信がないタイプだから。でも彼は、とても自信に溢れている。だから僕たちは、バランスが取れているんです」
周震南:1位になります
ミンハオと周震南のパフォーマンス
周震南のステージにはいつも驚かされますが、今回は特に、この世界観の曲を自分で作詞作曲したって、天才かしら…?と思ってしまいました。ミンハオは、今回もラップ部分の作詞をしています。
高得点を予想する宫阁。「周震南たちがアレンジしたきらきら星には、本当に驚きました」 サウンドパネリストたちも、童謡として有名な、誰でも知っている曲が、こんな神秘的なアレンジになるとは思わなかったと驚いています。
しかし、なんと得点は70。現時点での4位です。
最終結果発表
今回の最終順位は、
-先週までの得点
-アプリからの投票得点
-自分たちが賭けたポイント
-サウンドパネリストのポイント
で、決まります。
自分たちが賭けたポイントは、1位は2倍、2位は1倍で加算、3位と4位は加算なし、5位は総得点から引かれます。また、5位は会場のサウンドパネリストのポイントももらえないという厳しい条件です。(食堂にある売店で使用したポイントは事前に差し引かれています)
これに基づいて計算された最終結果がこちら
最悪なことに、ジュンとイェナンが最下位になってしまいました…。
そして今回も、1位と2位のチームに、次のペアを指名できる権利が与えられます。前回と同じく、事前に2名を呼び出して、秘密室で話し合います。しかも、ペア変更は今回が最後のチャンス。以降は最終戦まで、同じペアで戦います。今回もまた、それぞれの複雑な思いが交錯する、秘密室での人間模様です。
(おまけ)今日のごはんはピザハット(ビハインド映像)
THE8も涙、周震南も涙 再び交錯するそれぞれの思い そして誰も想像しなかった衝撃の結末へ 潮音战纪 第5話(1)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第5話のあらすじ(1)です。今回から番組が2時間になったので、分割して更新していこうと思います。
音楽バトル+リアリティー番組の潮音战纪ですが、この回からリアリティ部分が急展開。誰も想像しなかった衝撃の事態へと発展していきます。
今回の見どころは、新しくなったペアごとに披露される個性あふれるステージと、再登場の秘密室での人間模様です。ここからのステージは、ジュンが苦しみながら少しづつ殻を破っていく感じだとしたら、ミンハオはいきなり魅力爆発、もう誰も止められない、そんな感じです。以下、完全にネタばれです。(内容は完全な翻訳ではなく、私の解釈による要点のまとめです)
潮音战纪 第5話(1)
前回、全チームが2回戦のステージを終え、いよいよミンハオが誰を選ぶのか…というところで終了しました。今回はその続きからです。
ミンハオの選択
前回、秘密室で憧れのJony Jと50分も話し込んだミンハオ。しかし、その時の返事は「自分はまだ宫阁とやりたい」という残念なものでした。しかし、今の状況は、もしミンハオが指名しても、Jony Jに拒否する権利はありません。
さあ、どうするミンハオ…
ミンハオの選択の瞬間
ミンハオが選んだのは、
周震南でした
ミンハオ「どうしてJony Jをあきらめたのか?あきらめたというよりは、Jony Jの気持ちを優先しました」。冷静に状況を分析し、自分を希望してくれた周震南を選んだようです。
そして、4位だったJony Jと宫阁がペアの維持を希望したので、自動的に5位の周興哲とジェイソンも引き続き同じペアで戦うことになりました。
3回戦の組み合わせ
今回のテーマ:「音源Attack」
新しいペアが決まったメンバーたちに、今回のテーマが発表されます。今回のテーマは「音源アタック」。あらかじめ与えられた課題曲を、現代の若者のセンスで、トレンディーな曲に編曲しなければなりません。そして今回はさらに、得点方法が特別で、3回戦で1位を取れば、一夜にして総ポイント数でも1位に躍り出る、大逆転のチャンスです。(詳細は複雑なので割愛)
用意された音源は3種
(1)映画「ラストエンペラー」のテーマ曲
(2)きらきら星
(3)テレビ番組「アニマル・ワールド」のテーマ曲 "Just Blue" (フランスのエレクトロニックバンド 'Space' の曲)
みんなで課題曲を試聴します。
ラストエンペラーのテーマに反応したのは宫阁。ジェイソンもこの曲のアレンジが思い浮かんだようです。逆に、若い男子たちは薄い反応。ジュンも、これはJony Jたちにいいねと言っています。
ジュン:この曲は違うでしょう?
イェナン:ちょっと重いね
若い男子たちは、きらきら星に良い反応を見せます。対して、Jony Jたちは興味がない様子。宫阁はあくびまでしています。
3曲目の "Just Blue" が掛かった瞬間、周震南は「Jony J兄さん、絶対これにしてください」と推薦します。
ジュン:どれが気に入った?
イェナン:もし僕だったら2番目のやつを選ぶ
ジュン:あのモーツァルトのやつ?
なんだか、とてもイェナンを気遣ってあげている雰囲気の今日のジュン。
そして、現在獲得している熱愛ポイントが多い順に、曲を選んでいきます。1位はミンハオと周震南。しかし、ここでこの2人が選んだ曲は、他のチームは選べなくなると発表され、メンバーたちは衝撃を受けます。
2人が選んだのは、きらきら星でした。これで他のチームは、きらきら星を選べなくなります。
きらきら星を狙っていた、サムエルと伍嘉成は大パニック。対してお兄さんチームは一安心。Jony J「唯一興味がないやつだった。あの2人が僕たちが欲しいやつを取るわけないよ」と、余裕の発言。
次の選択順は、サムエルと伍嘉成。ジュンが、2人に編曲しやすいのは3曲目じゃないかと、パニクる弟たちに助け舟を出します。ジュンのアドバイスに従って3曲目の "Just Blue" を選ぶ2人。再びほっとするジェイソン。
次に選択するのは、Jony Jと宫阁。予定通り、ラストエンペラーのテーマを選びました。残っているのは、ラストエンペラーかアニマル・ワールドです。
ジュンとイェナンが、自分たちのスタイルに合うのは1曲目じゃないかと相談するのが聞こえてしまった、1曲目狙いのジェイソンと周興哲。次の選択順は、ジュンとイェナンです。ジェイソンの妨害にもめげず、ジュンたちが選んだのは1曲目のラストエンペラーのテーマ。自動的に、ジェイソンと周興哲はアニマル・ワールドの"Just Blue" に決まりました。
ジェイソン「本当に嫌だ…」
周興哲「なんのアイデアも浮かばない…」
納得がいかない様子の2人に、ジュンが「こっちにしますか?」と交換の意思を見せますが、スタッフに交換は認められないと言われてしまいます。
<各チームの課題曲まとめ>
周震南とミンハオ>きらきら星
サムエルと伍嘉成>Just Blue(アニマル・ワールド)
Jony Jと宫阁>ラストエンペラーのテーマ
ジュンとイェナン>ラストエンペラーのテーマ
ジェイソンと周興哲>Just Blue(アニマル・ワールド)
練習室で
ジェイソンと周興哲
黙々と準備し始める周興哲に対し、Jony Jと宫阁と同じ曲で勝負したかったジェイソンは、まだ不満が止まりません。ちょっと回復に時間が必要と言って、練習室を出て行ってしまいます。
ジェイソン「本当に本当に本当にどうしてもラストエンペラーの曲が獲りたかった。試聴したとき、自分のための曲だと思った。でも…なくなってしまって…」
周興哲「あまりうれしくはなかった。なぜか分からないけど、嬉しくない気持ちでいっぱいだった。僕たちは、1回目のペアも2回目のペアも選べなかったし、また、今度は曲まで選べなかった。編曲なんてする気分じゃなかった」
しかし、時間がないのでとにかく一人でレコーディング室に向かう周興哲。ジェイソンも戻ってきました。寝ているジェイソンに、周興哲が話し合おうと声を掛けます。
ジェイソン「ビートもメロディも、普段自分が慣れているものとはまったく違いました。どうやって作業したらいいか見当がつきませんでした」
とにかく、指を動かしてみる周興哲。すると突然、ジェイソンがひらめきました。
ジェイソン「きみの音を聞いていたら、雄大な愛みたいなのものを感じた。動物園の動物たちが、故郷は大自然なのに、突然オリの中に入れられて、毎日人間に見られて生きることがつらい。人間がそこに気づいてくれるのを待ってるような感じ」
ジェイソンは続けます。
「動物の視点で始めるのはどう?例えば犬。飼い主にはたくさん友達がいるけど、自分には飼い主しかいない」
そのアイディアにピンときた周興哲。「僕はショパンという名前の犬を飼っています。デビューするときに飼いました。うちに来た時はまだほんの2か月で、いつも一緒に居なきゃいけないまだ赤ちゃんで。僕たちは、2人で一緒に成長しました。僕の人生にすごく重要な存在です」
次第に、アイディアが浮かび始めるジェイソンと周興哲。ショパンの視点で作り始めました。テーマは"No body knows(誰も知らない)"です。
調子よく作業している2人のもとに、周震南がやって来ました。
周興哲「いつ帰ってくるかも分からない~」 (ショパンの気持ちを歌い中)
周興哲:他のチームに内容をばらしちゃいけないんだよ
周震南:なにも聞いてない。ただ、寝てるだけ
でもやっぱり、知りたい周震南。自分たちも見せるという条件で、ちょっとだけ歌詞を見せてもらいました。
周震南:これいいね
周興哲:でしょ?
サムエルと伍嘉成
練習室で、作業中の2人。伍嘉成は一生懸命、アニマル・ワールドは、中国人なら誰でも知っている有名な番組だと、サムエルに英語で説明しようとしますが、あまり上手くいきません。自然に翻訳機を持ってきたサムエルにちょっとショック。
翻訳機を装着したサムエルと話し合います。時間がないことに焦る2人。
サムエル:英語の歌詞に慣れるのにどれくらいかかる?
伍嘉成:全然難しくない、大丈夫 (テロップ:本当ですか?)
サムエル:僕たちは助け合って良い結果が得られると思う
伍嘉成:(なぜか爆笑)OK
ジュンとイェナン
ミッションカードをもう一度見たいと言うイェナン。同じ曲を選んだJony Jと宫阁の出方が気になります。
ジュン:この曲を聞いたときに、正直あの2人がどういうステージにするのか想像できた。だから、僕たちは違いを出すために…、歴史を使うのがいいと思う。これは、中国の歴史を外から見た人の感覚だから
イェナン:映画もそうだね
ジュン「Jony Jと宫阁がこの曲を選んだのを見たとき、彼らと同じ曲で勝負するべきかどうか悩みました。でも、完成した曲は完全に種類が違うはずだと思いました」
ジュン:昔、本で読んだんだこの歴史の背景について。最後の皇帝はとても波乱の人生だった。最初は皇帝として生まれたのに、最後は飾りのようになってしまう。"The Last Blossom" っていう曲知ってる?あの歌詞の意味は、蟻でも人間でもアイドルでも神様でも、結局みんな同じということ。そういう考え方が、この2曲に共通していると思う。どんなに偉大な皇帝だとしても…
イェナン:言いたいことは分かる
ジュン:この方向でいい?
イェナン:いいと思う
イェナン「ジュンは今回のステージのために、たくさん意見を出してくれました。本当にいろいろ考えてくれた。ジュンのリードで、良いステージに出来ると信じています」
ジュン「僕は、例えばミンハオみたいなタイプと一緒の時は、一歩引いて静かにアシストするタイプ。でも、パートナーが大人しいタイプだった場合は、僕が主導権を握って相手をリードして、意見もはっきり言います」
Jony Jと宫阁
ジュンたちと同じく、ラストエンペラーのテーマを選択した2人。こちらも、これは外国人の視点の曲だと話し合っています。Jony Jは、最初に外国人がこの曲を作ったと知った時に、こんなに東洋の文化をよく理解しているのかとショックを受けたそう。宫阁も、ラストエンペラーのサントラは大好きで、外国人が3人参加していると言っています。特に坂本龍一は、彼のスーパーアイドルだそうです。
今晩中に終わらせられると、やる気満々で作業を始めた2人。しかし、なんと使おうと思っていた自分たちの音源がなぜか削除され、使用できなくなっていました。想定外の事態に、やる気も削がれ、代わりの音源も見つからず、険悪ムードが高まります。刻々と迫る締め切りの時間。ついにJony Jは、まだ録音もしていない未公開の音源を使うことを決意しました。そこから一気に勢いに乗った2人。Jony J「自分たちの間にはケミストリーを感じている」
宫阁:今度、僕に1曲書いてくれない?
Jony J:もちろん
宫阁「一度作業を始めたら、すごくスムーズに行きました」
Jony J「”すごく” じゃないです。”ものすごく” です」(いたずらっぽく)
宫阁 (笑)
3回戦前日、2人の部屋に、ミンハオと周震南が遊びに来ました。なんとJony Jがトラップバージョンのきらきら星を見せてくれると言います。
ミンハオ「驚いたし、とても興味深かったです」
周震南「すごくよかった。でも僕たちは勝ちます」
ミンハオ「(周震南は)若くてワイルドなんです」
周震南(不敵な笑み)
トラップバージョンを披露するJony J
同じラストエンペラーのテーマを選んだ、ジュンとイェナンのアレンジが気になるJony J。彼らの声のタイプから、どんな編曲にするのか想像もつかないと言います。周興哲とジェイソンのほうが向いてたんじゃないか、なんでこれを選んだのかと疑問でいっぱいです。ジュンたちのパフォーマンスが本当に楽しみだと言います。
周興哲たちの練習室から漏れ聞こえてくるピアノの音を分析する2人。このチームのことも気になっています。
宫阁「僕たちと同じ手法で、僕たち以上にうまくやれるチームはないと思う。だから、他のチームがどんな編曲をしてくるのか、本当に楽しみです」
サムエルと伍嘉成の部屋の前で目が点になる2人。
宫阁:彼らが選んだ曲はなんだっけ?
Jony J:アニマル・ワールド
宫阁:どうやってあの歌とアニマル・ワールドを合わせるの?
Jony J:わからない。たぶん、無理やり?
その時のサムエルと伍嘉成の歌声(ビハインド映像)