THE8も涙、周震南も涙 再び入り乱れるそれぞれの思惑 そして誰も想像しなかった衝撃の結末へ 潮音战纪 第5話(2)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第5話のあらすじ(2)です。
潮音战纪 第5話あらすじ(1)はこちら
潮音战纪 第5話(2)
3回戦開始
ジュンとイェナンのパフォーマンス
3回戦、最初のパフォーマンスは、ジュンとイェナンです。ジュンは「誰も自分たちがやるなんて想像しなかったようなパフォーマンスをするために、ラストエンペラーのテーマを選んだ」と言います。
練習室で、熱心に振付の練習に励む2人。
イェナン:きみがおかしくなりそうな人物を演じているとき、僕はただ見ていればいいの?ただ静かにしているべき?それとももっと困った風にしたほうがいい?
イェナン「映画のラストエンペラーは"終わり"に向かっていく物語だと思います。僕はそのストーリーの傍観者で、ジュンはその物語の中の人物。ストーリーを擬人化することにより、より多くの人に映画のメッセージを伝えたいと思いました。僕たちが感じた歌詞の意味を。小道具の蓄音機を介して、僕がラストエンペラーの世界に旅をするという設定です。そして、僕が物語の中で、人生をあきらめた人物であるジュンを救い出す。そういうメッセージです」
ジュン「歌うよりも、演技するよりも、感情を見せることが一番難しいです」
リハーサルにも熱が入ります。熱心に詳細を詰めますが、演技について、スタッフにはちょっとやりすぎかもと言われてしまいます。
そんな2人にミンハオがアドバイスを送ります。「ジュンは役になりきっている。だから、イェナンが逆に取り残されてしまっている感じ。だから、もっと強い目で、はっきりと。ジュンに惑わされないで。ジュンはそのままやるべきことをやればいい。でも少し変えたほうがいい。ジュンはすごく上手くその人物を描写している。とてもいい。でも、個人的に思うのは、ちょっとだけやりすぎかもしれないということ。だから、イェナンが霞んでしまう」
うなずくジュン。
ジュン「今回は、リスクを取って殻を破ろうと思って、この曲を選びました。でも、本番がダメだったらどうしようと思うと、本当に怖いです」
振り付けの練習(ビハインド映像)
ボーカルの練習になると、リードするのはイェナン。ジュンの高音の発声に納得いかない様子。
イェナン:なんか、今はちょっとお化けが出たみたいな感じ…
ジュン:お化け(苦笑)
イェナン:ソフトな感じじゃなくて、もっと強くてしっかりした感じにしてもらいたい
ジュン:ありがとうございます、先生
イェナン自身も、高音ばかりのパートに苦労しています。裏声で「助けて、ママ~」と叫ぶイェナン。ジュン「しぼんでいく風船みたい(笑)」
ジュン:イェナンの声はすごくパワフルですね
先生:そう 彼の声はとても集中している
先生に完璧と褒められてご機嫌なイェナン。
ジュン「僕もイェナンもとてもリラックスしてできました。 'Last Blossom' の難しいパートはイェナンがほとんど担当してくれます」
歌唱練習(ビハインド映像)
メイデイの曲を歌いながら、ロビーのソファーに寝に来たジュンとイェナン。しかし、先にいた伍嘉成がふてくされています。
伍嘉成:イェナンとは話さない
ジュン:なんで?
先ほど廊下で頑張れと言ったのに、目も合わせてくれなかったと言っています。
伍嘉成:ミルクティーが飲みたい
ジュン:僕も
イェナン:僕も
ジュン:イェナンも飲みたいって言ってるよ?
伍嘉成:知らない
イェナン:(ジュンの腕を引っ張りながら)タピオカも入れて
ジュン:ほら、かわいく伍嘉成にお願いして
イェナン:イヤ(可愛く)
それでも知らないと言う伍嘉成
ジュン:イェナンの恋人なの?
ふてくされて眠る伍嘉成
ジュン:本当に可愛い性格だね(笑)
伍嘉成:本当に寝るからそれ以上言わないで。今日は僕よりうるさいよ?
ジュン:今のセリフ、あれを思い出した。”私を愛すのが怖いんでしょ”(昔流行ったドラマのセリフ)
3回戦前に、賭けるポイントを計算する2人。今回は1位になると、そのポイントの2倍がもらえますが、5位だった場合は引かれます。リスクを恐れず、最大値を賭けようという強気なイェナンにジュンもびっくり。
イェナン「僕たちは同じタイプで、ステージでも日常生活でも、ジュンは僕を安心させてくれるし、とても信じています」目の前で褒められて恥ずかしがるジュン。
ジュン「今回こうやって、音楽も、歌詞も演技も本当に完全にすべて自分たちでやったのは、僕もイェナンも初めてだから、良い結果が出るといいと思います」
2人がパフォーマンスするのは、ラストエンペラーをサンプリングしての、フェイ・ウォンの "Last Blossom" です。
ジュンとイェナンのステージ
ミンハオ「2人のミュージカル調のパフォーマンスにも音楽にも、とても引き込まれました。2人のビジュアルがとても好きです」
ジェイソン「蓄音機、あれは驚きでした。細かいディテールを通じて原曲と繋ぐ役目を果たしていました」
ジュンとイェナンのポイントは69。ジェイソン「100人中69ならすごく良い点数だよ」
ジュン「イェナンと僕は、このステージを通じて、お互いにすごく分かり合っていました。他のパートナーだったら、このステージが完成できたか分かりません。イェナンは素晴らしいパートナーです」
Jony Jと宫阁のパフォーマンス
宫阁「前回のパフォーマンスでは、Jony Jは自分にやりたいようにやらせてくれたから、今回は、彼に楽しんでもらいたい、ただそれだけです。Jony Jは本当のヒップホップが好きだから、今回はそれをやろうと約束していました」
Jony J:今回は僕たちにとってすごくやりやすいと思う
宫阁:今回一番大事なのは、あなたが気持ちよくやれること。自分はあなたと一緒なら気持ちよくやれる
Jony J:きみが気持ちよくやらせてくれるなら、僕がきみを気持ちよくやらせてあげる
ちょっとキュンとしている雰囲気の宫阁
いつにも増して、本当に楽しそうに練習している2人。間違えてJony Jの甘いドリンクを飲んでしまった宫阁に、俺は甘い男なんだよ!俺を選べ!なんてじゃれ合っています。そして突然、2人でラブソングをセッションしようと、宫阁のためにマイクを用意してあげるJony J。完全にキュンときている宫阁。
2人のフリースタイルセッション完全版(ビハインド映像)
スタッフ:宫阁はこの数日すごくテンションが高かったようだけど?
宫阁:自分を忘れました
Jony J:聞きましたか?彼は本当の自分が誰だったか忘れたんですよ?
宫阁:(笑)
この2人も、賭ける熱愛ポイントを考えていますが、どちらも現在の得点を把握していません。とにかく、最下位にさえならなければ無駄にならないからということで、最大値でいくようです。
ダンス室での練習風景(ビハインド映像)
Jony Jと宫阁のパフォーマンス
2人のパフォーマンスにうっとりするミンハオ。「2人の曲を聞いたとき、"ワォ…" としか出てきませんでした。本当に好きでした」
伍嘉成「僕的には、彼らのパフォーマンスが一番良かったです。オリジナルのサンプルをフルに利用していたし、メロディーは本当に素晴らしかった。サムエルと僕は、1回聞いたらもう歌えると思います」
サウンドパネリスト「Jony Jと宫阁だけが、完全にサンプルとオリジナル曲を融合させていました」
Jony Jと宫阁のポイントは80。ジュンとイェナンを上回りました。
ジェイソンと周興哲のパフォーマンス
周興哲「ジェイソンと僕は、前回、一番最後にペアになって、今回も一番最後で、しかも曲を選ぶのも一番最後でした。良い気はしなかった」
ジェイソン:このあとはもう一緒にやらないよね?
周興哲:今回が最後?
ジェイソン:そう、明日。ねぇ、エリック、この番組に参加してどう思う?
周興哲:すごく面白かった。雰囲気はサマーキャンプみたい
ジェイソン:10人の中で一番やりやすいと思う人は誰?
だいぶ迷って、初日に同室だったJony Jと答えます。
周興哲:4人とも外国語に堪能だから、4人で曲を作れば、あとでお金持ちになれるんじゃない?(冗談)
ジェイソン:僕は、誰と組んだとしても、自分の歌いたい歌を歌いたい。誰かとコラボしたとしても、自分の音楽をやりたい
ジェイソン「今回の、動物の視点から曲を作ると言うのは、2人のケミストリーで、本当にうまくいったと思う。そして、完全に新しい曲が生まれました」
ダンス室で、動きの打ち合わせをする2人。ステージ上でも動物になり切ります。熱心に動物的な視線をレクチャーするジェイソン。ですが、周興哲はどうしてもクールにキメてしまうクセが抜けません。
ジェイソン:動物なんだから、格好つける必要ないよ
ステージの練習(ビハインド映像)
歌唱練習(ビハインド映像)
この2人も賭ける熱愛ポイントを考えています。彼らも最大値にするようです。
パフォーマンスは "Just Blue" をサンプリングした新曲 "Nobody Knows" です。
ジェイソンと周興哲のパフォーマンス
Jony J:2人の声がすごくよくなかった?
宫阁:経験値だね。もう指でハートとかする必要ないよ
サムエル「周興哲は素晴らしい声を持っています。ジェイソンのラップもテンションが高くて力強かった。2人のコラボはすごくよかった。雰囲気とメローディーがとても良い曲でした」
伍嘉成「2人は完全な新曲を作りました。エリックを好きな気持ちが別次元になりました。こんなに美しい曲が作れるなんて…」
周興哲:何位だと思う?
ジェイソン:3位 3位には入りたい
周興哲:僕たちが1位だと思う
結果は82ポイント。現時点のトップになりました。
自分は3位に落ちてしまったのも構わず、ジュンも一緒に大喜び。
ジュン:この曲はすごくいいって言ったでしょ!
サムエルと伍嘉成のパフォーマンス
サムエル「僕たちは初めてペアを組むけど、2人で今までのステージとは違う、新しい一面が見せられると思います。彼のボーカルを信じているし、彼は僕のダンスを信じると言ってくれました」
ダンスが苦手な伍嘉成に、サムエルが熱心に指導します。
伍嘉成「前に言いましたが、僕たちはダンスのレベルに差があります。でも、サムエルはそこをよく理解してくれて、僕に合った振付を作ってくれました」
サムエル「振り付けは1日で考えました。シンプルに考えたけど、シンプルは、それはそれで難しいです」
まったく休まずに熱心に練習する伍嘉成。
サムエル「今の彼は、ダンスよりずっとボーカルの能力が高いので、今回は僕がダンスのスキルをアップさせてあげたい」
休憩したいサムエルと練習したい伍嘉成(ビハインド映像)
サムエル:君が寝ないなら僕も寝ない
伍嘉成:いいね
サムエル:だから、一緒に寝よう?
伍嘉成:だめ
伍嘉成「 僕がきちんと踊らなければ、サムエルの順位を落としてしまう。それが怖いんです。それが悩み。もっと練習して、サムエルに信じてもらいたいです」
サムエル「ずっと寝ようって言い続けたんですけど、伍嘉成は絶対寝ないっていうから、僕は離れた場所から見てあげることにしました。彼は、音楽を掛けて、マイクの代わりの棒を持って、この帽子を被ってノリノリで踊っていました。カフェには誰も居ないのに。正直言って、ちょっと面白い光景でした。彼は僕の人生で一番面白い人です」
一生懸命 "Don't yelling" (叫ばないで)と、英語で言っているのに、サムエルに「英語で言って」と言われてしまい、再び傷つく伍嘉成。
サムエル「彼とは同じエネルギーを感じます。振り付けは、彼にはちょっと難しいかもしれないけど、彼は一度も ”出来ないから変更して” と言いませんでいた。そういうところが好きです。黙ってついてきてくれて、とても感謝しています」
熱愛ポイントについて考える2人。伍嘉成は、絶対に周震南は最大値を賭けてくるから、自分たちもそうしようと言います。
伍嘉成:ダメだったら、その賭けた分を失うだけでしょ?(つまり現在の持ち点の50%)
サムエル:6万行っちゃおうか?(笑) 5位になったらさよなら、また会いましょうだけどいいよね(笑)
というわけで、この2人も最大値でいくことになりました。
ダンスが不安な伍嘉成は、なんどもリハーサルを繰り返します。それに快く付き合ってあげるサムエル。本番前日、部屋でも、サムエルが動画を撮っている間ですら練習を止めません。
2人がパフォーマンスするのは Just Blue"をサンプリングした "Pray for me" です。
サムエルと伍嘉成のパフォーマンス
周興哲「彼らのダンスは好きです。でも、僕とジェイソンのほうが良かったんじゃないかな?(笑)」(ダンスが苦手だから自虐的ジョーク)
良かったよと言って迎えるJony Jと宫阁。2人の前で、サムエルと伍嘉成は、83ポイントという、現在トップの数字を叩き出しました。
ミンハオと周震南のパフォーマンス
ミンハオ「今回は自分のイメージを変える大きなチャンスだと思います。これまでとは完全に違う自分です」
きらきら星を最初に聞いたとき、すぐに考えが浮かんだという周震南。
練習室に戻ってきた周震南に、ミンハオはいくつかテーマが思いついたと話しかけます。
周震南:先に話してみて
ミンハオ:きらきら星は童謡だけど、僕たちは古典的なスタイルに編曲した方がいいと思う
自分もそれがやりたかった!どうして分かったのと大喜びの周震南
ミンハオ:望みを叶えてあげるよ
周震南:本当に?(わくわく)
ミンハオ:「星」について聞かれたときに思いつくことは、3つのこと。「小さい」「孤独」「輝く」 このキーワードを使ってテーマを決めたらいいと思う
周震南:今の言葉を使うとしたら、星は小さくて孤独。でも真っ暗な夜に輝いて、光を与えたいと思っている
ミンハオ:これは人間と同じだと思う
周震南:僕たちもステージの外では、本当に何者でもない。もしマイクやライトがなかったら、輝ける場所はどこにもない
お互いにミュージシャンとして、ステージを離れた時の無力感や孤独感について思いを語り合う2人。自分たちがこの小さな星なんだと気づきます。
周震南:曲は、最初の部分で、小ささと孤独感を表現したい
ミンハオ:じゃあ、真ん中くらいでポジティブさを出す?
周震南:いや、コーラスに入ったら ”僕は輝きたい” と伝えたい
ミンハオ:僕は、みんなに音楽を通じてポジティブな意味を伝えたい
周震南:いや、そうじゃない(おもいっきり否定)なんていうか…
微妙に意見が食い違う2人。
否定されても、めげずに自分の意見を言ってみるミンハオ
ミンハオ:とても前向き?
周震南:いや、違う。(再び否定)小さくて孤独だから、この音楽を楽しめるんだ。だから、その瞬間に音楽が現れる。そうでしょ?
ミンハオ「例えば、ジュンと一緒なら、僕はなんでも自分の思うとおりに出来るけど、周震南と一緒だと、どうしても彼のやり方になってしまいます」
レコーディング室で話し合う2人。ミンハオがコーラスの歌い方について提案しますが、周震南はそれは違うと否定します。ミンハオの意見にはまったく耳を貸さず、自分のイメージを主張し続ける周震南。ミンハオもすこし圧迫感を感じているかもしれません。
周震南「僕はどんどん自分の意見を言いました。それが僕のやりたかったことだったから。ミンハオをを選んで、音楽も頭に浮かんで…。そこを認めてくれれば、上手くやっていけると思います」
結局、譲歩して意見をまとめたミンハオ。「彼の意見を聞いているうちに、彼がやりたいことをすべてできるように、サポートしてあげようと思いました。彼は自信をもって曲を作っているから、僕もベストを尽くして一緒に頑張りたいと思います」
きらきら星の歌唱練習(ビハインド映像)
リハーサル中
ミンハオ:このポーズでいい?
周震南:自分を格好いいと思ってる?
ミンハオ:何言ってるの?
周震南:(小悪魔な笑い)
ミンハオ:いたずらっ子め
周震南:ミンハオ、リハーサルはうまくいったと思う?
ミンハオ:いいと思う
2人の距離は近づいたようです。
今回の熱愛ポイントに何点賭けるかを相談する2人。強気に最大値でいこうとしている周震南。
ミンハオ:本当に1位になる自信ある?
周震南:いつも言ってるでしょ 自信を持つことがパワーの源になる
それでも慎重派のミンハオは、もう少しだけ賭けるポイントを減らそうと言います。結局、6,666,666点で合意しました。(666…は、中国のネット用語で「素晴らしい」という意味)
相変わらず、根拠はないけど自信に満ち溢れ、テンションの高い周震南。
ミンハオ:魔術にかけられたような感じがする(笑)
周震南「ステージの時はいつも "自分が一番" だと思っていないといけないと思います」
ミンハオ「これが、今回彼から学んだことです」
(笑ってしまう周震南)
ミンハオ「僕は何に対しても自信がないタイプだから。でも彼は、とても自信に溢れている。だから僕たちは、バランスが取れているんです」
周震南:1位になります
ミンハオと周震南のパフォーマンス
周震南のステージにはいつも驚かされますが、今回は特に、この世界観の曲を自分で作詞作曲したって、天才かしら…?と思ってしまいました。ミンハオは、今回もラップ部分の作詞をしています。
高得点を予想する宫阁。「周震南たちがアレンジしたきらきら星には、本当に驚きました」 サウンドパネリストたちも、童謡として有名な、誰でも知っている曲が、こんな神秘的なアレンジになるとは思わなかったと驚いています。
しかし、なんと得点は70。現時点での4位です。
最終結果発表
今回の最終順位は、
-先週までの得点
-アプリからの投票得点
-自分たちが賭けたポイント
-サウンドパネリストのポイント
で、決まります。
自分たちが賭けたポイントは、1位は2倍、2位は1倍で加算、3位と4位は加算なし、5位は総得点から引かれます。また、5位は会場のサウンドパネリストのポイントももらえないという厳しい条件です。(食堂にある売店で使用したポイントは事前に差し引かれています)
これに基づいて計算された最終結果がこちら
最悪なことに、ジュンとイェナンが最下位になってしまいました…。
そして今回も、1位と2位のチームに、次のペアを指名できる権利が与えられます。前回と同じく、事前に2名を呼び出して、秘密室で話し合います。しかも、ペア変更は今回が最後のチャンス。以降は最終戦まで、同じペアで戦います。今回もまた、それぞれの複雑な思いが交錯する、秘密室での人間模様です。
(おまけ)今日のごはんはピザハット(ビハインド映像)