泣かないでTHE8… でも本当の大ピンチはジュンの方だった 最下位は番組から退場の潮音战纪 第6話 あらすじ(2)
潮音战纪(Chao Yin Zhan Ji)第6話のあらすじ(2)です。
潮音战纪 第6話のあらすじ(1)はこちら
潮音战纪とは?
潮音战纪 第6話(2)
4回戦開始
なんと4回戦は、初めての全員でのステージから。曲はジャスティン・ティンバーレイクの "Can't Stop the Feeling" です。
この回を見に行けた人たち、ラッキーですね。
全員のパフォーマンス
サムエルとミンハオが2人で踊る姿に(涙)
今回ばかりは、みんなが楽しそうに踊れば踊るほど、あー、この中から誰かいなくなっちゃうんだと複雑な気持ちになります。
念のため、ルールの確認ですが、
今回の順位は、会場の100名のサウンドパネリストの投票で決まります。
最下位のチームは、番組から卒業になります。
ジェイソンと張敬豪のパフォーマンス
1組目はジェイソンと張敬豪。
パフォーマンスするのはBeyondの "Loving You" です。
この曲は、Beyondのキャリアが始まった頃に、好きだった女性のことを歌った歌だそう。
練習室で、歌の背景について考える2人。張敬豪は、この歌には少し後悔の気持ちを感じると言います。この女性との関係が始まった頃、彼女にはどれだけ大切に思っているか伝えずに、気持ちは夢を追いかける方にあったのではないかと考察します。ジェイソンも、仕事の比重が大きくなるにつれて、彼女との距離は開いてしまったのだと思うと。
さらにジェイソンと張敬豪は、遠くから彼女の幸せを祈っているという歌詞の内容に、愛か夢、どちらかしか選べない自分たちの状況とBeyondの気持ちを重ね合わせます。
張敬豪「この曲が、甘い言葉が並んだ歌じゃないのは、彼の率直な気持ちを表したからだと思う」
ステージ衣装はスーツ。自分たちの状況とこの歌の意味を重ね、結婚式の新郎という意味を込めたそうです。
ジェイソン「この番組のプロデューサーが、新しいパートナーを選ぶチャンスをくれて、本当に感謝しています。僕の心は張敬豪に決まっていました」
ジェイソン:きみが来るまで、僕がどれぐらい孤独だったか分かる?帰りたくてしょうがなかった。サマーキャンプみたいだった
張敬豪:サマーキャンプ?
若くして北京に来て、ここまでやってきた2人。その道のりは、楽しいことばかりではなく、たくさんの苦労も乗り越えてきました。特にジェイソンの倍以上長く、青春のほとんどを北京で過ごした張敬豪は尚更です。
パフォーマンスの前に突然流れる、メッセージビデオ。
これはミッションカードの指示で、パートナーのために事前に自分で撮ったもの。
しかし、メンバーはみんな、このタイミングで流れるとは知りません。
ジェイソン:え!!なんでこれが今流れるの!!!!
突然の事態に慌てふためくジェイソン。彼は、もし敗退が決まったら、その時にこっそり相手に渡される映像だと思っていたそう。
(ジェイソンの動画)
「いつも思っているんだけど、君は本当に、僕の親友。そして北京でできた初めての友達。そう思うと、僕たちはもう知り合って10年。あんまりそのことについて話したことなかったよね。お互いに助け合ってきたね。こんなに長い間、辛いことにも耐えてこられたのは君がいたから。昔、人に "アイドルってなに?" と聞かれたとき、僕は、アイドルは、みんなを希望に連れて行く乗り物みたいなものと答えた。能力というか。それは、君が人々を希望に導いているのと同じ」
ジェイソン:君は僕のアイドルだよ
涙ぐむ張敬豪は、ジェイソンを直視できません。
「なんでこんな時にこういうのを流すんだよ」と言いながら後ろを向いてしまった張敬豪。優しく涙を拭いてあげるジェイソン。
張敬豪は、ジェイソンの言葉を聞いて、今までの様々な出来事を思い出したと言います。「自分はジェイソンが言ってくれるほど強くはなくて、問題が起きて、落ち込んだこともある。でも、そんな時に彼は、自分を引っ張って、一緒に走ってくれた。申し訳なく思っている」と涙を見せます。
(張敬豪の動画)
「もう何年も一緒にいるけど、楽な毎日ではなかった。今、僕たちは、パフォーマンスをするごとに、終わりに近づいて行っているんだと思う。でも、そんな風にはしたくない。幸せな最後が必ずあるはず。僕たちは青春のすべてを音楽に費やしてきんだから」
張敬豪のメッセージに、ジェイソンも前が向けなくなります。
(張敬豪の動画)
「だから、今回は… もう一勝負しようか。一緒に先へ進もう」
今回は、パフォーマンス前に流される、各メンバーの子供時代の写真も要チェックです。
ジェイソンと張敬豪のパフォーマンス
ジェイソン…、この人のステージに立った時のカリスマ性は本当にすごいと、毎回思います。
周興哲「ジェイソンは今までの僕のパートナーですが、今回、彼の10年来の本当の友達とパフォーマンスするのを見て、本当の友情とケミストリーを感じました」
馬伯騫「彼らのケミストリーは、本物の関係から生まれたもの。彼らは古くからの友人で、他のどのチームよりも深い絆を感じた」
伍嘉成「彼らはダンスもして、ラップもして、特に彼らが書いた歌詞が素晴らしかった。彼らの黒と赤で決めたファッションも好きでした。とても紳士的で、とても洗練されていました。少しセクシーさもあって、それも好きでした」
イェナンの涙 ジュンの本気
文俊輝コールで盛り上がる会場
本来ならイェナンに向けられるはずの、ジュンのメッセージ動画から始まりました。
(ジュンの動画)
「僕のパートナーのイェナンは、特別な事情があって、今日のパフォーマンスに参加できなくなりました」
突然の発表に、静まり返る会場
公演2日前
練習室の2人
すでに重すぎる空気
今日は特に美しく見えるジュン
イェナンが静かに口を開きます
イェナン:言わないといけないことがある…
ジュン:なに…?
イェナン:これを言ったら、きみは僕のことを責めたり、無責任と思うかもしれないけど、それならそれでいいから…
首を横に振るジュン
イェナン:実は今回…
苦しさと混乱で、言葉が出てこないイェナン
イェナン:もう無理かもしれない…
心配と戸惑いが混ざったジュンの目
イェナン:ずっとなんて言おうかと思っていたけど、今回、君のことをもっと深く知れたから、まず僕の決めたことを君に話そうと思う
ゆっくりと言葉を選びながら話すイェナン
イェナン:本当にたくさん考えた。でも、この番組が問題ってわけじゃないんだ
イェナンの手を握るジュン
イェナン:個人的な問題と個人的な状況…。だから…もう収録には参加しない
思わず目が泳ぐジュン
もしイェナンが居なくなれば、他のチームはペアで戦うのに、ジュンだけはソロで戦わなければいけなくなります。
しかも、負けたら番組をクビになるという深刻な状況です。
それでもすぐに力強くイェナンを抱きしめ、ジュンは言います。
ジュン:自分を責めないで。君が悪いんじゃない。君の状況は知ってるから。大丈夫、大丈夫。君のせいじゃないよ…
(テロップ:パートナーはどんなことでも理解し合い、受けとめます)
イェナン:これをどう言ったらいいのか… 実は、今回の収録だけじゃなくて…
イェナン:僕にはすべてが欠けていると思うんだ。もうこの番組を、続けられないと思う…
涙を拭うイェナン
ジュン:僕がプレッシャーを掛けすぎちゃったのかな…
イェナン:ただ、僕に能力が無いだけ…みんなに迷惑をかけてしまうのが怖い…
(テロップ:内心はベストを尽くしたい。でも彼の心配は、自分の能力不足で、パートナーに迷惑をかけてしまうこと)
そっとイェナンの頭を撫でるジュン
ジュン:君はずっとすごく良くやってきたんだよ。いつみんなに迷惑をかけたの?だから、そんな風に考えないで。迷惑ってなに?もしも不満があったら、最初から君のことを選んでないよ。そうでしょ?
イェナン:でも…(涙)
ジュン:例えば、今週だけ休んでみるのはどう?僕の個人的な案だけど。少し離れて、余裕を持ってみたらいい。完全に退路を断つんじゃなくて。もしも僕たちがクビにならなければ、来週、もしきみが戻って来たければ、戻って来られる。僕はそう思う
涙を拭き続けるイェナン
ジュン:君の気持ちは本当によく分かる…
思わず頭を抱えるジュン
(テロップ:彼の苦しみが分かりすぎて耐えられない)
ジュン: 僕もステージの上では自信がないタイプだから…。でも、君と一緒に…
思わず声が震えるジュン
ジュン:4回戦を突破したかった…(心からの声)
イェナン:初めて中国に帰ってきて、初めて参加した番組だったんだ…
ジュン:いろいろな考え方があると思うけど、僕が思うのは、チームというものは、もし僕たちが同じチームなら、自分のパートだけをちゃんとやればいいっていうことではない。それよりもっと大切なのは、お互いに助け合うこと。だから、君の気持ちの負担を一緒に引き受けることも、その一部だと思ってる。だから、お願いだからそんな風に思わないで…
深く息をつくジュン
ジュン:どうしたら君の気持ちを軽くしてあげられるのかな…
イェナン:ジュンの言ってくれることはよく分かる…。でも…、今は自分の思考をコントロールできないんだ…
イェナンの両手を取って、まっすぐにイェナンの目を見つめるジュン
ジュン:わかった。じゃあ、今決めるのはやめよう
(テロップ:心から、気持ちの負担を引き受けてあげたい)
ジュン:番組のことは心配しないで。僕がなんとかする。番組よりも、君の方が大切だから。でも、チームには君と僕がいて、他の事情もある。だから、本当に…まだ決めるのは止めておこうよ。だから、君は、自分が安定できる場所を探しておいで。ミンハオみたいに。ミンハオも心の落ち着く場所を、読書することで見つけたんだよ。イェナンも、心のバランスを取る方法を見つける必要があると思う。その方法を見つけたら、しばらくそれを試してみて、その後戻ってきて、その方法でストレスが減らせたかどうかみてみたらいい
イェナン:でも、みんなは待っていてくれないと思う…
ジュン:伍嘉成も、君のことを本当に心配してるんだよ。君の状態が不安定そうだったから。全員が君を待つ価値があると思っているよ。みんな、本当に君と友達になりたいと思っているんだよ。考えてみて、伍嘉成と知り合ってどの位か。それでも彼は、ずっと君のことを心配してる。心配しないで。僕が一人で何とかする。今までのステージで、もうやりたいことは全部やった。だから、お願いだから、自分が僕に迷惑をかけているとか、そういうことは思わないで
(テロップ:君のために僕はここに居る)
初めてうなずくイェナン
ジュン:秀珠先生も、君はなにをやらせても上手いって、ずっと褒めていたんだよ。本当だよ
(テロップ:完璧な人はどこにもいない。自分の輝きを忘れないで)
ジュン:だから、お願いだから… 君は本当に本当に素晴らしい。君は信じられないくらいよくやってる。もし、僕が君と一緒にステージをやりたくないんだったら、サムエルが僕を選んだ時に…、どうして僕はサムエルに、"僕はまだイェナンとやりたい"って言ったの?僕はこの番組に、様々な人たちとコラボするために来た。でも、君をもう一度僕のパートナーに選んだのは、後悔したくないからだよ。僕は君と一緒に、もっと良いステージを作りたい
ジュン:言いたいことがあったら、すべて吐き出して。言ったら誰かの迷惑になるかもなんて考えないで。君の言葉を聞いても、僕たちは絶対に迷惑だなんて思わない。君が、本当に僕たちに負担を掛けたくないのなら、僕たちに全部話して。もし、僕たちが君の状況を知らなかったら、その方が困ってしまう
(テロップ:勇気を持って吐き出すことが、自分を愛すための第一歩)
ジュン:深呼吸して
去っていくイェナンをそっと送り出すジュン
(テロップ:彼の心は孤独で一杯)
全力でイェナンを励ます、本気のジュン
ジュンを愛さずにいられません…。
こんなに思いやりがあって、こんなに強い人だったなんて。
しつこいようですが、もしイェナンが居なくなれば、他のチームは2人で戦うのに、ジュンだけソロで戦わなければなりません。しかも、番組への残留が掛かった責任重大な舞台です。
それを、1回戦では震えながら歌い、韓国でのコンサートでは、中国での収録を思い出して、心細かったと泣きそうになっていたジュンが、一人で引き受けることになるのです。しかも、カムバの活動真っ最中…。
それにも関わらず、自分がどんなに辛くなるかも顧みず、全力でイェナンのことだけを考え、イェナンを励まし続けるジュン…。
憔悴しきったイェナンを優しく抱きしめ、手を取って真剣に目を覗き込みながら話すジュンの姿に、きっとジュンが辛いときにはお母さんがそうしてくれたんだろうなと思いました。
イェナンの心の負担を、自分も分担したいと言っていたジュン。以前、ミンハオとじゃれ合いながら、「良いものは分け合わなくちゃ」と言っていたこともありました。それもお母さんの教えなのかな?幼稚園とかで言われていたのかもしれません。
(ビハインド映像)スタッフがくれた携帯を(冗談で)独り占めしようとするミンハオに、「良いものは分け合わなくちゃいけないんだよ」と言うジュン
前半はセールスマンごっこです。
ミンハオは、今までの携帯はお母さんにあげるそうです。
それにしても、イェナン、あなたは自分の姿をモニタリングしたことないの…?
あんなに歌も上手くて、王子様のような完璧なルックスなのに、それでも自信がないだなんて…。
イェナンは、以前ミンハオに、どうやって友達を作ったらいいか分からないと相談していたことがありました。イェナンもジュンとミンハオのように、グループから誰か一緒に参加していたらもう少し違ったのかな…
(ビハインド映像)ミンハオに友達を作るのが苦手と相談するイェナン
イェナン、もし自分のことが信じられないのなら、友達を信じてみて…
最後に、これは以前に一度紹介した、メンバー達で第1話をレビューするというビハインド映像です。この時、なんでイェナン居ないんだろうと思っていましたが、気づいてしまいました。これ、たぶんジュンとイェナンが今回紹介した会話をした直後なんだと思います。なぜなら、ジュンの水色の服があの時のものと同じ。マニアックですみません。
(ビハインド映像)みんなで第1話をレビュー